「野球界を代表する選手たちがみんな海を渡って大丈夫?」なんて心配もなんのその、今年もなんとか(?)盛り上がりを見せている日本プロ野球。中でも注目したいのが、野村監督を指揮官に、今年で3シーズン目を迎える東北楽天ゴールデンイーグルス。初々しい球団ならではの試みが本拠地仙台、フルキャストスタジアム宮城に登場した。

 それは、一塁側と三塁側にあるトイレの外壁、それぞれ横10m、縦4mの巨大な壁が、どうにも寂しいということで始まったプロジェクト。それらを彩るのに白羽の矢が立った3人のアーティストはBEL×2(ベルカケルニと読む)、PHIL、KRESS。3人ともれっきとした日本人であり、俗に言う“グラフィティ”の世界における、日本の代表格。“グラフィティ”とはスプレー缶で壁に字や絵を描くアメリカ発祥のアートであり、BEL×2はその世界の女性第一人者で、PHILはスプレー缶操作において、他の追随を許さない技の持ち主、KRESSはグラフィティ文化の伝達に最も貢献しているアーティストのひとり。球場自体は県所有ため特定のチーム、選手を描くのは禁止、なんていう難題を腕利きの3人が意に介するするわけもなく、みっちり一週間かけて、素晴らしい壁が描き上がった。

「ほかの球団とは違う、革新的な球団であることをアピールしたい」という球団関係者の言葉通り、“グラフィティ”と野球界がここまで接近したのは史上初なハズ! 仮にマー君目当てでも、球場に足を運んだら、トイレの壁も見に行きましょう。(有太マン/「サイゾー」6月号より)


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2007.09.18 火 | 固定リンク
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