
再結成は絶望的といわれていたロックバンド・X JAPANが、10月22日に電撃復活。来春にコンサートを行うことも発表されたが、前途多難の再出発であることが明らかになった。
再結成へのルートは、実はもう一本あった!?
「昨年末頃から、Toshiを中心として、再結成への動きがありましたが、今回はそれとは別の話。あのときは、ある不動産会社社長が3億5000万円の資金を用意して、ブローカー的なA氏が舵取り役として動きだし、そこにToshiが乗るという形でしたが、A氏が傷害事件を起こして逮捕されてしまった。話はここで頓挫するかと思ったら、Toshiはすでに1億円以上のギャラを受け取っていたため、再結成に向け、スポンサー集めなどに奔走したのです」(業界関係者)
こうした顛末は、本誌4月号で既報の通りだが、この際、Toshiの呼びかけにX JAPANのリーダーだったYOSHIKIは応じなかった。Toshiにはカルト集団の洗脳疑惑があり、その点を嫌ったからだ。ところが急転直下、今回の再結成となったわけだが、それにはYOSHIKIの懐事情が深く関係していたようだ。
「YOSHIKIは10年くらい前から、“次世代のX JAPANをつくる”といって、ユニバーサルミュージックやエイベックス、それにコロムビアと楽曲契約を結びながら、制作活動をしてきたんですが、いまだにヒット曲がつくれない。この間、各社から莫大なアドバンス(前金)を受け取っていて、このまま曲がつくれないとなると多額の返済を迫られる可能性も出てくるんです」(レコード会社社員)
そんなとき、YOSHIKIに資金援助とX JAPAN再結成を持ち込んだのは、かつて彼らが所属していた事務所のオーナーのM氏だった。YOSHIKIと親しい音楽プロデューサーも、「彼は、『今の生活を維持するためには、この話に乗るしかない』と言ってました」と証言する。そして、今度は、YOSHIKIが中心となり、メンバーを結集させたようだ。
「M氏は表向きは、“俺は(再結成とは)関係ない”と否定していますが、彼が仕掛け人であることは間違いない。そんな彼に資金提供したのが『ソリッドアコースティック』という企業だと言われています」
ソリッドは、ライブドアオートや、シャカラビッツなどが所属するエクセルキューというレコード会社を買収したことで知名度を上げた企業だ。タニマチ的体質が強いようで、芸能分野に潤沢に金を落とし、一時は巨乳軍団「サンズ」の野田義治社長と共に芸能事務所を立ち上げていた。特にソリッド幹部だったE氏は、かなりのタレント好きで、今回のX JAPAN再結成も、そうした流れで出てきたようだ。
追いつめられたToshi
ちなみに、ソリッドとM氏が手を結んだことで、サンズはソリッドから離脱する。サンズは、バーニングプロダクションと近いが、バーニングとM氏は金銭トラブルを抱えた犬猿の仲。バーニングの手前、M氏と同じ傘の下にいるわけにはいかなかったようだ。では、M氏やX JAPANとソリッドとの関係は盤石かといえば、そうでもないらしい。
「(前出の)ソリッド幹部のE氏がこの夏、自殺未遂を起こし、一線から退いたんです。結果、E氏が推し進めてきた芸能路線に懐疑的な派閥が台頭し、これまでのようにはいかなくなった。今後、X JAPANの活動を、どこまで本気でサポートするのかは未知数です」(事情通)
そして、さらにもうひとつの、別な金の問題がくすぶっているという。前述したToshiが再結成に向けて動いていたことに関係する件だ。
「ToshiはToshiで、スポンサーから金を集めていたんです。そのため、今回の別ルートによる再結成を受けて、新しいマネジメント事務所に、スポンサーが返済を迫っています。事務所側は『Toshiが勝手にやったこと』と関知しようとしないし、ほかのメンバーも『知ったことじゃない』という態度で、早くも不協和音が流れています」(マスコミ関係者)
これで、来春に予定されているというコンサートまでもつのか? 予断を許さない状況となっている。(今上 明/「サイゾー」12月号より)
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