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新宿二丁目でバカ売れ中! 「緊縛ストラップ」の作者はS?M?

20080131_kinbaku.jpgなんか、人形で練習してるみたい?

 昨年12月8日に放送された『出没!アド街ック天国』(テレ東)のゲイタウン・新宿二丁目特集で、なんとも気になるグッズが紹介されていた。その名も「緊縛ストラップ」……可愛らしいバナナや猫のマスコットを、名前の通りキツく縛り上げた携帯ストラップのことである。

 さっそく二丁目の販売店に問い合わせてみると、なんと在庫切れ!! 手に入らないとますます欲しくなる性分がたたって、ついに作者にまで会いに行ってしまった。緊縛ストラップアーティスト・井辻宏次さんだ。

「全部手作りなんで、生産が追いつかないんですよ。業者に頼んだこともあったけど、出来が良くなかった。質が良いものを手作りしたほうが、将来にもつながるかなって」

 コンセプトは「(人間以外は)なんでも縛れる」。動物、人形などジャンル問わず、今まで約300種類もの対象を縛ってきた。その完成度はプロの緊縛師に「素人にしてはスゴイ」と言わしめたほど。でも、なんで縛る必要が?

「普通に作っても、なんにも面白くないじゃないですか。それで、“ひもに縛られてぶら下がってるストラップ”という当たり前の図からヒントを得て、縛ってやろうかなと」

 え? それだけ? SM好きだから、とかじゃなくて??

「いや、僕はいたってノーマルですよ! 実際に何回か縛られたことはあるけど、縛られるたびに『ソッチの気がない』ということを痛感してガッカリしてるんです。かといって、実際の人間を縛れるだけの流儀も知らないし……」

 いたってノーマルなアーティストが丹精込めて作る、緊縛ストラップ。あなたもおひとついかが?
(アボンヌ安田)

※写真※
うさぎと亀は何百個も売り上げたロングセラー商品。当初はエログロなマスコットを縛っていたが、真のSM愛好家の方々からも「それはつけられない」と言われ、現在の路線に。ちなみに「これは亀甲縛りじゃない。ひし形縛りだ!」などと指摘されることもあるんだとか。価格/各1600円~(税込) 発売元/奇譚屋デザインファクトリー

いつじ・ひろつぐ
緊縛ストラップアーティスト。「サイゾーはわりと読んでます。夏目ナナさんにストラップをあげたい!」(井辻さん)。3月12~16日まで下北沢のギャラリーGekiにて、「緊縛ストラップ展2」を開催予定。詳しくはHPをチェック。

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最終更新:2014/03/03 15:58
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