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齢94にして、この貫禄

 1月20日、米AP通信がブリトニー・スピアーズの死亡記事を準備していた、と報じた。これは、精神的に不安定な彼女の動向から、あってはならない事態の可能性を考慮しての措置だったと、AP通信は説明している。

 ブリトニーのような若い女性に関する死亡記事が準備されることは滅多にないだろうが、日本の報道機関でも、高齢の著名人などは、死亡記事が予め用意されていることがある。著名人の不幸は世間への影響が大きく、ニュースとしても重要なため、速報性のためにある程度は致し方ないことなのかもしれない。

 ところで、著名人の不幸に備えているのは、何も報道機関だけではないようだ。映画業界関係者によると、「ウチの会社では、森繁久彌さんの追悼DVDボックスがすでにできていますよ」(大手配給会社社員)とのこと。

 森繁氏クラスの大御所になると、死亡記事どころか追悼のDVDボックスが用意されているというのだ。同社員によれば、森繁氏についての話題がメディアで報じられる度に、このDVDボックスの出番か、という話になるのだとか。先月24日、森繁氏唯一のレギュラー番組『日曜名作座』(日曜午後11時15分/NHKラジオ第1放送)が3月末で終了する、と報じられたが、その際も、DVDボックスのお蔵出しが検討されたというウワサも……。

 死亡記事の準備よりもさらに不謹慎な気もするが、日本映画界の重鎮であればこそ、こうした追悼商品が用意されるのも無理からぬことなのかも? 氏の70年を超える芸能活動の集大成であるDVDボックスだけに、その内容はもちろん気になるが、日の目を見るのはしばらく先であって欲しい。
(逸見信介)

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2008.02.08 金 | 固定リンク
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