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サイゾースタッフ
チーフエディター/佐藤彰純
エディター/北村千晶
デザイナー/cyzo design
Webデザイナー/石丸雅己※
広告ディレクター/甲州一隆
ライター(五十音順)
竹辻倫子※/田幸和歌子※
長野辰次※/平松優子※
プロデューサー/川原崎晋裕
パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
人と動物の禁じられた愛「獣姦」世界が分かる奇書(前編)
人間と動物とのまぐわい「獣姦」は、かつて古今東西で日常的に行われていた!? 獣姦マンガ家の栗田勇午氏と性風俗研究家の松沢呉一氏が、稀少な関連書をもとに、その深い歴史とキケンな魅力をひもとく!(※ここで紹介した本の詳細は記事末尾を参照ください)
――動物愛護などが叫ばれる今、多種多様な性的嗜好の中でも「獣姦」のタブー感は群を抜いています。しかし意外なことに、『ヒトはなぜペットを食べないか』にもあるように、かの有名な『南総里見八犬伝』の主人公たちは、人間の姫と飼い犬との間に誕生しているし、ギリシャ神話には最高神ゼウスが白鳥などに化けて美女と交わったエピソードが多数存在するなど、古代では獣姦は神聖なものとしてとらえられていたフシもあります。それどころか、18世紀にマダガスカルを統一したメリナ王国では、獣姦が浄めの儀式として行われていたそうですし。
栗田 まず、そうした獣姦を理解する入門編の本としては、『愛しのペット』がオススメですね。獣姦の歴史についてわかりやすくまとめられているし、なんといっても“あなたも気軽にタブーに挑戦してね”的な書き方がいい。
松沢 『臨床的獣姦学入門』もいいよ。もう絶版になっているんだけど、理論篇で、人類がいかに古くから獣姦と親しんできたかを徹底研究しているから。
――獣姦がタブーとなった大きな原因に、キリスト教を国教としていた国では、旧約聖書に神の定めた秩序を乱す行為として記されていたことから、処罰の対象になっていったことが挙げられますね。
松沢 ただ、本題に入る前にまず言っておきたいんだけど、日本で獣姦はそんなにタブーではなかったんじゃないかな。たとえば、『人間探求』っていう性科学誌では、民俗学を研究していた藤澤衛彦が、歴史上いろんなところに犬と結婚した民話があることを紹介している。これと同じく52年に発行された『愛情読本』って雑誌には、オランウータンと恋仲になる小説が掲載されていたりするし。昔から認知されていたわりには、弾圧された記録もないしね。秘宝館の初代社長は鶏姦していた!
――でも、現代で獣姦は会話のネタにすら上りませんよね?

――『愛しのペット 獣姦の博物誌』にも、「日本海沿岸の漁師たちは性的快楽を得るためにサカタザメ(※エイの一種)までも使う」とありますね。

十八手』
――いい話じゃないですか!
栗田 エイの話は、結構有名ですよね。ほかに変わり種としては、ナマコの腸を出してオナホール代わりにして挿入したり、または女性とヤるときにコンドーム代わりにするとか。あと、昔はお坊さんが池にいる鯉の口に挿れていたってのも聞いたことあります。まぁこれらは動物の性器をを挿入、もしくは挿入されるわけではないので、正しくは獣姦ではなく「フェルチング」と呼ばれる行為なんですが。
(アボンヌ安田・構成/後編へ続く)
『ヒトはなぜペットを食べないか』
山内昶/文春新書(05年)/714円
本来、ヒトは雑食性で犬や猫を食べてきたという歴史に触れながら、「なぜペットに涎を垂らさなくなったのか」について言及している。III章では、獣姦の世界についても詳しく紹介。Amazonで詳細を見る
『愛しのペット 獣姦の博物誌』
ミダス・デッケルス 著、堀千恵子 訳、伴田良輔 監修/工作舎(00年)/3360円
オランダの生物学者、デッケルス氏が、獣姦について考察した一冊。歴史や研究結果がわかりやすくまとめられており、獣姦ビギナーにはうってつけ。Amazonで詳細を見る
『臨床的獣姦学入門』
華房良輔/カイガイ出版(76年)/830円(当時)
前半の学術的な理論篇とは打って変わって、後半の技術篇はちょっとオフザケ風味。付録の犬・猫・ねずみ・はとの食べ方は、著者の華房氏自ら実証済み。Amazonで詳細を見る
『人間探究 第二十一号』
第一出版社(52年)/85円(当時)
性風俗や性犯罪に関して、医者や心理学者など、お堅い方々が寄稿している性研究誌。この号では、民俗学の権威・藤澤衛彦氏が、犬との結婚について研究している。
『愛情読本 変態性慾四十八手』
国際写眞画報(52年)/75円(当時)
当時、多数出版されていたカストリ雑誌の流れを汲む雑誌。1944~50年のアナタハン事件をモチーフにしたとみられる、日本兵がオランウータンのマユミと恋に落ちる小説は意外と泣ける。
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