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毎日新聞が引用したとされる『サイゾー』記事について

 先日、Yahoo!ニュースに掲載された『毎日新聞英語版サイト 「変態ニュース」を世界発信』の記事内に以下のような記述がありました。

 さらに、07年7月に配信した「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターでその内実が明らかに」という記事では、

  「サイゾーによれば、パールハーバーと南京大虐殺の後継である政府省庁が、テディベアを持ってメイド服を着たかわいらしい漫画の少女キャラクターに日本の防衛策を説明させるようになった。最近では、キワどい幼児性愛漫画のキャラクターを使って政策をアピールする政府機関が増えているが、そのなかでも防衛省の少女キャラクターはオタクを引きつけている、と同誌は言っている」

と紹介。そもそも「サイゾー」にこんな内容の記事が掲載されたとも思えない。

 これについて、編集部には「サイゾーは本当にこんなことを書いていたのか?」などの問い合わせが多数寄せられているため、サイゾーでは以下に当該記事の全文を掲載します。(記事全文はこちらから

 『サイゾー』2007年8月号 p40より

萌え系オリジナルキャラが防衛省企画で大活躍中!
 

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 ここ数年の「萌え」の流行と普及により、なんと行政機関や公的キャンペーンのマスコットとしても、萌え系美少女キャラが起用されるケースが散見されるようになっている。特に、警察・自衛隊関連の企画での美少女キャラクターが、その内容と絵柄のアンバランスさでオタクたちの間で話題だ。
 中でも注目なのが、防衛省の指導により、一般市民に防衛思想の普及を促す目的で発行されている「まんがで読む防衛白書」シリーズ。この平成17年度版が、「ロリータ服に身を包んだツインテールの少女が、ぬいぐるみのくまに向かって暴力を交えながらタカ派思想をぶちまける」というシュールな内容で、一部ブログで大変な反響を呼んだ(ちなみに、くまはハト派)。
 口コミで人気が広がり、秋葉原の書店でも平積みにされ、2刷、3刷と版を重ねた同書は、当然18年度版も同じ漫画家・同じ路線での続投かと思われたのだが……。冊子を発行した(財)防衛弘済会出版部の磯尾氏によると、「出版権を入札で他社に取られてしまったんです。しかし、人気の作品だったのでこのまま終わらせるのは惜しいということで、『17年版』の漫画家さんにお願いし、同じキャラクターで防衛理解に役立つ漫画本を描いてもらいました」。それが今年1月に発行された『平和の国のネバーランド』だ。こちらも順調に売り上げを伸ばしているという。
 「堅い内容だが、親しみやすいキャラクターで子どもや若者にアピールしたい」という至極まっとうな目的に、いま最も的確に応えられるのが、「萌えキャラ」なのかもしれない。 (越智灯子)

 「サイゾー」の記事は以上となります。毎日新聞内に掲載されたという英文記事の原文は削除されているため、サイゾーの記事がどのように引用されていたかは確認できませんが、少なくとも「パールハーバーと南京大虐殺の後継」といった表記が「サイゾー」記事内には存在しないことを、ここに明記しておきます。

サイゾー 2007年 08月号

当該記事掲載の「サイゾー」本誌はこちら。

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最終更新:2008/06/29 17:13
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