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ピン芸人がバンド活動する理由? 「……独りじゃ寂しいから」

makita01.jpg左からマキタスポーツ(Vo&G)、ウチノファンタジ
ー(Ds&Cho)、スーパーモリノ(Ba&Cho)。マキ
タ以外のメンバーは芸人ではなく、ミュージシャン
兼会社員

 「音楽誌をさしおいて、サイゾーの取材が一番乗りですよ!」と開口一番叫ぶのは芸人・マキタスポーツ。彼が率いるバンド「マキタ学級」が、2ndアルバム『計算とソウル』を7月23日にリリースした。楽曲のテイストは、男気溢れる哀愁ロック。しかし、彼が芸人であるがゆえに、どんなにマジメにやっていても、“色物”という目で見られてしまいがちなのでは?

「芸人がロックバンドになりすましたり、ロックバンドがお笑いのふりをするのが嫌なんですよ。あくまでも、芸人が本気で取り組むロックバンド。ただその分、音楽とお笑いの両サイドから“めんどくさい奴”と思われているんじゃないですかね(笑)」(マキタ)

 なるほど~、けっこう微妙な立場ですね。ところで、バンド活動に対する、それぞれの思いを教えてください。

「いつの間にか、マキタのロック魂にボヤが発生してこんなことになってしまいました……」(ウチノ)

「もちろんまだまだ先はあるけど、思い描いていた完成型に近づいてきたとは思ってます」(モリノ)

「いったい自分はなんでバンドをやっているのか? と考えたところ、結論としては……寂しいから。ピン芸人やってると孤独なんですよ」(マキタ)

 では、最後にズバリ、今回のアルバムの聴きどころは?

「全部名曲。笑うところなんてひとつもないです! 笑われてもいいですけど」(同)

 つまるところ、笑いも音楽も“芸=アート”。そこに差は何もないことをマキタ学級が証明している。
(編集部/「サイゾー」8月号より)

『計算とソウル 』

サンボマスターも絶賛!?

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『計算とソウル』
06年の1stアルバム『マキタスポーツの金もうけ』に続く、2ndアルバム。『計算とソウル』という意味深なタイトルは「“計算”と“魂”という相反するものを揃えたら最強でしょう。プロレスで言ったら、ブロディとハンセンみたいなタッグですよ!」(マキタ)。曽我部恵一氏や大槻ケンヂ氏の豪華な推薦コメントも。

マキタ学級
01年にマキタスポーツのバックバンドとして構成され、06年3月より現在の編成でライブ活動を行う。“洒落の分かるアーティスト”と“ロックを感じる芸人”を集めたバカバカしくて切ない感動的ロックイベント「Rocker Room!!」を定期主催。8月3日に新宿LOFTにて「Rocker Room!!#13」が開催予定。公式サイト

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最終更新:2008/08/04 21:10
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