日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 「見苦しい?」マンネリ進む明石家さんまの“抱き合わせ”商法

「見苦しい?」マンネリ進む明石家さんまの“抱き合わせ”商法

sammanneri.jpgいまだ“トークの神”として君臨する
さんま師匠だが……。

 7月26日放送のフジテレビ『FNS27時間テレビ』で総合司会を務めた明石家さんま。何らかのかたちで毎年出演していたとはいえ、19年ぶりの総合司会は、なんとなく唐突な印象があった。

 2ちゃんねるをはじめとしたネットの掲示板などでは「若手芸人の老人介護」「本当はフジも若手主体でやりたいだろうに」などの苦言が続出。また、さんまの「大物感」についても「裸の王様」「出演者がさんまに媚を売るのを見るのが不快」「マンネリ」「人気下降のさんま接待番組か」などの声が噴出していた。


 長期に渡ってトップに君臨しているさんまではあるが、思えば最近は、『明石家さんちゃんねる』(TBS)で、「常連」のように毎回毎回イケメン俳優集団を登場させたり、イケメンたちと旬の女芸人たちを合コンさせたり、数字がとれそうなコンテンツにしがみついている感は否めない。

 また、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)、『ザ・イロモネア』、『あらびき団』(共にTBS)など、ショートギャグ番組の人気にあやかるように、「オススメ芸人」を紹介するコーナーを設けつつ、ポカーンとただ見ている or ボケを拾わず、スルーしてしまうような場面もかなりあった。

 そんな状況下での、27時間テレビの司会抜擢。もしかして局や会社をあげて、さんまを復活させようという狙いがあったりして? などと気になってしまうけど……。あるテレビ関係者はこう話す。

「今回はもともと『オレたちひょうきん族』を手がけたフジの名物ディレクター・三宅恵介さんが、今年定年を迎えるから最後ということで、さんまさんに声をかけただけ。さんまさんを局でバックアップとかいうことは特にないと思います。しかも、三宅さんが結局、あと2年会社に残ることになって『こんなに頑張ったのに、そんなんか!』と番組内で怒ってましたから」

 27時間テレビ司会は、あくまで「ひょうきん族チーム」としての抜擢だったということ。ただし、さんま自身についての業界的な評判については、こう付け加える。

「ただ、さんまさんがマンネリ化しているのは事実ですし、視聴率もとれない。そこで、視聴率をとれるソフトとして、また、さんまさんがこれまで触れてなかったものということで、『イケメン』、『若手芸人』を組み合わせるという手法にはなっているのだと思います」

 ある吉本関係者も言う。

「さんまさんの周りはファミリーのようになっていて、外部からは見えないし、意見もできない。それで、マンネリ化は進んでいる面はありますが、番組を仕切れること、話をまわせることでは、さんまさん、紳助さんの上をいく人はいませんからね」

 ゴールデンのシンボル的存在になっている大物司会者は、「イケメン」「若手芸人」などのキラーコンテンツによって、新しい風を取り込むことができるのだろうか。

(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)

オレたちひょうきん族 THE DVD 1985~1989 FINAL

懐かしい、さんま師匠の全盛期。

amazon_associate_logo.jpg

【関連記事】 “大御所”島田紳助と吉本興業幹部との抗争が勃発!?
【関連記事】 バラエティ最前線でウン10年 大物司会者四天王はもう限界!?
【関連記事】 現役ディレクターが吼える「テレビバラエティは死んだか」

最終更新:2018/12/07 18:56
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真