そんなわけで、まずは調査を兼ねて北京最大の繁華街にある王府井(ワンフーチン)のオフィシャルショップを覗いてみると、店内はまるでバーゲンセールの初日のようなもの凄い人だかり。人気のマスコット「福娃(フーワー)」のヌイグルミから、五輪の絵柄が入ったストラップにピンバッチ、それからネックレスから急須に茶碗、はたまたベッドカバーから枕カバーにいたるまで、ありとあらゆるものが揃っていた。
値段は観光客をねらっていることもあってか、やや高め。それでも、レジ前には長蛇の列ができており、人気商品は飛ぶように売れているという。どうやら大盛況なようだ。

けつかないほど、よくできている。
店前には、わずかしか置かれていないが、奥には多数の五輪グッズが……。これが噂の偽造品なのか!? 値段はオフィシャルショップより、やや安いぐらい。物はしっかりできていて一見偽造品とは見分けがつきにくい代物だ。
しかし、取材だと言って写真を撮った瞬間に「没有(メイヨ=意味は英語のNOに近い)、没有」と怒り出し、消去するまで従業員に羽交い絞めにされてしまったのだから、偽造品なのは間違いない。どうやら取り締まりが厳しい五輪グッズは店先に少しだけ並べて、店の奥に在庫を隠しながら販売しているようだ。
ちなみに、偽造品はロゴ入りTシャツに、マスコットのヌイグルミ、ロゴ入り携帯ストラップなど商品が限られているという。そして、何より明らかに出来栄えの劣る物から、よくできた物まで様々な種類があるから、購入を考えている方はくれぐれもご注意を。
(取材・文/栗原正夫)
盗作は文化?
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