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サイゾースタッフ
チーフエディター/佐藤彰純
エディター/北村千晶
デザイナー/cyzo design
Webデザイナー/石丸雅己※
広告ディレクター/甲州一隆
ライター(五十音順)
竹辻倫子※/田幸和歌子※
長野辰次※/平松優子※
プロデューサー/川原崎晋裕
パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
キングオブコメディ 今すべての『誤解』を解く!?(後編)
前編はこちら。
──高橋さんが活動自粛されている半年間、今野さんはピンで活動されてましたよね。
【今野】 そうですね。ライブも3本くらいやったかな。
【高橋】 僕も協力っていうか、こいつのライブで使う映像の撮影とかやってましたよ。でも、こうした方が面白いんじゃない? とか意見出すとこいつが怒るんですよ。
【今野】 だってお前関係ないじゃねぇかよ! てか、謹慎中だろうが。
【高橋】 謹慎じゃねえよ! 自粛だよ(笑)!
──不起訴が決まったのが12月末で、翌年の1月1日のライブでもう復帰しましたが、周りの反応はいかがでした?
【高橋】 不起訴が決まって、じゃあ、元旦の人力舎のライブ出ればいいじゃんってなったんです。それで元旦にライブ会場に行ったら、事情知らない後輩たちが俺の顔見て絶句ですよ(笑)。
【今野】 「うわ、犯罪者が来た」みたいな(笑)、「正月の空気に水を差しやがって」って(笑)。
──活動再開した2008年は本当に露出が増えましたが、今のテレビのネタ番組は尺も短いしコント主体のキングオブコメディとしては、欲求不満な部分があったりしませんか?
【高橋】 不満と言うわけじゃないですけど、僕らだけではなくて、たぶん大概の芸人にいくらかはやり難いのはあるとは思います。もちろん1分でハマる人もいるし、厳しい人もいると思うんですが、大概の芸人は元々1分のネタをやっていたわけではないですから。コントは特に設定を伝える時間が必要ですし。
──ネタの時間が短いという一方で、キングオブコメディはもちろんお笑い界全体も盛り上がっているのも事実ですよね。キングオブコメディとしては、今の状況はどのように感じてますか?
【高橋】 最初は僕らには1分って尺は絶対無理だと思いました。テレビに出始めたころはネタ時間が5分くらいの尺だったんですけど、僕らがライブでやってるネタは大概7、8分あったんで、5分でも短いなって感覚でした。それが、3分になって、そうなると開き直って雰囲気だけでも味わってもらえればって考えになりましたね。それが今は1分ですから。今や3分あればどれだけのことが伝えられるんだって思いますよ(笑)。
【今野】 もうね、2分あれば何でもできますよ(笑)。
【高橋】 まあ、逆に5分のネタの作り方がわかんなくなってきちゃうみたいな話も聞きますからね。あと、やっぱりネタは限定されますよねテレビは。
【今野】 激しい、というか瞬発力のあるネタになってしまいますね。
【高橋】 だから、テレビで今野のキャラっぽいネタを観て好きになっていただいたとしても、ライブ初めて来たお客さんは戸惑う部分もあるかもしれないですよね。割としっとりと長めのネタとかもやってるので。
──今後は、そういった面もテレビで出していきたいですか?
【今野】 できるものなら、もちろんやりたいですけどね。
【高橋】 ただ、ゴールデンとかでそんなしっとりしたネタとか考えさせるようなものはできないのもよくわかりますしね。もし、深夜で枠をもらえて、好きにやっていいって言われればやりたいですけど。ただ、テレビ自体にいろいろ規制がありますからね、最近は特に。そういう意味では、NHKの『爆笑オンエアバトル』は意外とそのへん緩かったんですよ。演者の自主性に任せてくださるというか、今野が際どい設定の役をやるネタとかもNHKだけは丸々流してくれましたからね。今は、もう絶対無理でしょうけど。
【今野】 でも、『オンバト』でチンコって言ったときは猛烈に怒られましたけどね。
【高橋】 それは当たり前だよ(笑)。まあ、それは僕らが単純に悪くて、今回のDVDにも収録されている教習所のネタで「男にはチンコがついていて、女にはチンコがついてない」って台詞があるんですけど、それをそのまま言っちゃったんです。
【今野】 「馬鹿にしてんのかぁ! チンコとか言ってんじゃねぇよ!」って、収録終わった瞬間にすごい剣幕で怒られました。でも、そのとき僕ら500キロバトル以上出してたんで「500オーバーしてんだからさ、チンコとか言わなくてもいけるだろ。腕あるんだからさぁ」って。すごいツンデレで(笑)。
【高橋】 「チンコの力借りなくてもいけるだろ」って(笑)。
【今野】 怒られながらも悪い気がしないっていう、不思議な体験でしたね(笑)。
──今回のDVDにも、結構そういったブラックなネタが入ってますよね。あえて意識したりはしてます?
【今野】 黒いチンコってことですか?
【高橋】 違うよ(笑)! まあ、これでも僕らからすればかなりポップにしたつもりなんですよ。これの前に出したDVDのほうがもっと暗いし、これでもマシになったほうなんですよ。
【今野】 なんていうか、前のはグロいですから(笑)。
【高橋】 これの前のライブはDVDに収録できなかった映像ネタが半分くらいありましたからね。今野がちょっと高貴な顔立ちをしてるんで、旗日に皇居に向かって「お父さぁ~ん」って延々と叫び続けるみたいな映像流したりしてましたし(笑)。
【今野】 天皇陛下ってみんなのお父さんみたいなとこあるじゃないですか。
【高橋】 やめてくれないかな(笑)。まあ、僕らライブがメインでずっとやってきてるんで、そういう危機意識みたいな感覚があんまりなかったんですよ。事務所内でのチェックとかもなかったですし。それに、僕らが始めた頃は、それこそ爆笑問題さんとか長井秀和さんとか、もっとブラックだったし、そのぐらい普通のことだったんですよね。今は引きこもりとかいじめを連想させるようなこともダメですし、誘拐とか犯罪を連想させるようなネタも不謹慎だってなりますからね。人質が縛られてるのもダメ。モデルガンでも人に向けちゃいけないですからね。
【今野】 これがドラマだとOKなんですよね。こないだ警官の役でドラマに出させてもらったんですけど、監督に「これ銃で脅しちゃいましょう」なんて言われてね。お笑いに慣れちゃってるから、「本当にそんなことやっていいの?」ってこっちがビビッちゃったりして(笑)。
【高橋】 それこそ、葬式ネタとか医者ネタとかも不謹慎だということでテレビではできなくなっていくのかもしれませんよね。
──では、最後に今後の展開などを伺いたいのですが、いわゆる『M-1』や『キング・オブ・コント』、先日ソフトバンクが開催を発表した『S-1』みたいな賞レースを取ってやる的な野望があったりはしないんですか?
【今野】 『S-1』すごいですよね賞金。毎月1000万でしたっけ? 何だこれは、って思いましたよ。
【高橋】 『キング・オブ・コント』なんかは僕らも参加させてもらってて準決勝までだったんですけど、実際に取れるかというとあまり現実感はないってのが正直なとこですよね。
【今野】 芸人だから出るのは当然というか、出ないと逃げてると思われたりしそうで、それが嫌だから出てますけど、まぁー無理でしょうね(笑)。
【高橋】 正直、決勝出たいですけどね。
【今野】 だからといって優勝とかは、まぁー無理でしょう(笑)。
【高橋】 今後ということで言えば、ラジオとかもやりたいですけどね。まあ、ラジオは上が詰まってて枠が空かない。先輩が手放さないんですよ。地方局でもなかなか枠がない。
【今野】 あとは、取材をいっぱい受けたいですよね。取材って、何か忙しい感が出るじゃないですか。収録の合間に楽屋で取材して終わったら次が来る、みたいな。
【高橋】 それは副産物みたいなもんだろ(笑)。
【今野】 う~ん。まあ、取材のためならコントを捨てるのも辞さないというか......。
【高橋】 お前どんだけ取材好きなんだよ(笑)!
(取材・文=テルイコウスケ)
●キングオブコメディ第5回単独ライブ「誤解」
次世代注目株No.1・キングオブコメディの単独ライブ完全保存盤!
2007年1月に新宿・シアターサンモールにて行われたキングオブコメディ第5回目の単独ライブがついに発売! 舞台ネタに加え、幕間映像ネタ、ライブで公開されなかった未公開映像ネタなどを収録。また、特典映像の未公開映像ネタにはさらに本人達による副音声を収録!
@シアターサンモール
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