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"噂の女"神林広恵のナイショの一説

「あの人にも噂があるが……」芸能界に広がる薬物汚染に現場は戦々恐々

nori_p.jpg『酒井法子 Best Selection』
ビクターエンタテインメント

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ギョーカイの内部情報を拾い上げ、磨きをかけた秘話&提言。

 酒井法子と押尾学の薬物逮捕は、世間に超ド級のインパクトを与え、その後も大きな波紋を呼んでいる。

 安藤隆春警察庁長官は「芸能界関係者は薬物事犯を一掃するよう、再発防止に真剣に取り組んでもらいたい」と異例の声明を出し、ネット上では薬物使用を疑われる芸能人がイニシャルで盛んに指摘されている。

 芸能記者も次なる薬物汚染芸能人を追う中、最も切実に薬物芸能人を探しているのが意外にも芸能事務所やテレビ、映画、CM製作関係者なのだという。

 芸能界のクスリ事情に詳しい関係者が語る。

「先日もあるドラマ関係者から、『●●はクスリの噂があるけど大丈夫なのか?』といった問い合わせがありました。のりピーが逮捕されてから、こういった問い合わせは頻繁にあります。現在進行中のドラマに起用している俳優がクスリをやっているかどうか、心配なんでしょう。加勢大周のケースのように、連続ドラマの出演中に逮捕でもされたら、番組自体が打ち切りという事態が避けられないですからね」

 これはCMや映画製作関係者も同様で、万が一の場合、これまで進めてきた作品がお蔵入りするだけでなく、それまでかかった制作費やキャスティングしていたタレントへの違約金なども発生する可能性が高いため、関係者は戦々恐々なのだという。

「今後しばらく、芸能界のキャスティングに関しては、クスリの噂が上がっただけでも敬遠されることが予想されます。また激ヤセしたり挙動不審の有名人についても同様ですね(笑)。クスリに関するリスクは今一番ナーバスな問題になっている」(テレビ制作関係者)

 こうした流れの中、企業防衛のため所属タレントの尿検査を検討する事務所も出始めた。特にモデル系の事務所は、大相撲の時のような抜き打ち一斉尿検査を実施するのでは、と噂されている。
「もし尿検査を行ったとしても、検査じたいを極秘にするでしょうけどね。もちろん結果を公表したくないからです(笑)。クロだったらさまざまな隠蔽工作をすることも容易に想像できる」(芸能記者)

 一番の安全パイはおデブタレント、といった笑い話さえ信憑性を持つほどだが、こうした制作関係者には娑婆に出てきた酒井、押尾のW主演で、作品を作って欲しいと思う。薬物中毒を乗り越えて社会復帰したカップルなんてのはどうか。話題性も充分だし、もし再びクスリ問題が起きたら、「やはりクスリは中毒性が強い。再犯率の高い恐ろしいものだ」という啓蒙にもなるはずだよ、きっと。
(文=神林広恵)

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05年発売。このころにはもう……?

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最終更新:2009/08/24 18:00
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