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サイゾースタッフ
チーフエディター/佐藤彰純
エディター/北村千晶
デザイナー/cyzo design
Webデザイナー/石丸雅己※
広告ディレクター/甲州一隆
ライター(五十音順)
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長野辰次※/平松優子※
プロデューサー/川原崎晋裕
パブリッシャー/揖斐憲
※=外部スタッフ
酒井法子被告に対する過熱報道の裏事情と権力者たちの許されざる罪
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
この夏、世間を騒がせた押尾学と酒井法子夫婦のドラッグ事件だが、酒井については、起訴・保釈後も過熱報道は続いていた。
芸能関係者のみならず、一般人からも「押尾の事件では人一人が死んでいるのに、なんでマスコミは酒井事件ばかり報道するのか?」という声があがっていた。
これまでも、酒井以上に知名度があったといえる、研ナオコや美川憲一、井上陽水、長渕剛、槙原敬之、それに故・勝新太郎らが違法ドラッグや大麻で逮捕されている。勝さんについてはアメリカのハワイ州ホノルル空港で逮捕され、現地に長期間留まったために、長きにわたって報道されたが、他の芸能人の場合は1週間ほどで報道熱も冷めていたんじゃないだろうか。週刊誌も大きく報じるのは1回限りだ。
しかし、酒井の場合は連日のようにワイドショーやスポーツ紙が取り上げ、週刊誌は何号も続けて報道合戦を繰り広げた。酒井が逮捕された日、ビートたけしがキャスターを務める『情報7days ニュースキャスター』(TBS)は視聴率が30%を超え、他の情報番組も軒並み視聴率アップにつながったらしい。スポーツ紙や週刊誌の部数も多少だが伸びたという。
だがはたして、逮捕されていたのが酒井ではなく、テレビ局やスポーツ紙、週刊誌などに影響力を持つといわれるジャニーズ事務所やワタナベエンターテインメント、ホリプロ、研音、バーニングプロダクションの所属のタレントだったら、どうだろう。
酒井が所属していたサンミュージックもそれらに違わぬ大手プロだが、今回の事件で相談役に降格した創業者である相澤秀禎前会長は、マスコミに対して、常にソフトな接触してきた。自社のタレントのスキャンダルを圧力で潰したり、マスコミが報じたタレントのゴシップや批判に対しても、高圧的に抗議するようなこともなかった。相澤前会長は、フリーのライターから大手メディアの幹部まで対等に付き合い、「自分たちのことをよく知ってもらった上で、自由に書いてほしい」というスタンスを貫いてきたのだ。これは、サンミュージックと付き合ったことがある人間なら、誰もが感じていることだろう。
酒井が行方不明になった段階で、捜索願を出して会見をした相澤正久副社長もいかにも人がよさそうな人物。そのため、マスコミは「この事務所なら、好き放題書いても弊害はない」となめてかかり、「酒井は"清純派"と言うイメージを覚せい剤で裏切った」という大義名分で情報を垂れ流した面もあったのではないだろうか。
もちろん、酒井は断罪されるべきだし、そうした批判も当然のものだろう。しかし、すべての芸能人や芸能プロに対して、同じような厳しいスタンスが取られているかといえば、それは違う。要するに、強い者には弱く、弱い者には強いというマスコミの体質は変わっていなかったということだ。
一方で、押尾は救われた。いや、押尾の背後に蠢いたスポンサーのパチンコ・パチスロ卸最大手「フィールズ」の山本俊英会長と下着通販会社「ピーチジョン」の野口美佳社長に救われたのだ。サンミュージックとはケタの違う権力とつながりがあるからだ。しかし、筆者は金にまかせて、押尾に好きなことをさせて、一人の女性を死なせてしまい、都合が悪くなると権力に頼ろうとする2人を決して許さない。
(文=本多圭)
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