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「普段はこんな恰好や頭はしませんよ」パパイヤ鈴木、ダンスについて熱く語る!!

papaiya.jpg電撃チョモランマ隊・Q-TARO氏(左)とパパイヤ鈴木氏(右)。

 来年1月9日より公開される映画『プラネット B-BOY』のマスコミ試写会がシネマート六本木で行われ、パパイヤ鈴木がゲスト出演し、トークイベントを行った。


 ブレイクダンスの世界三大大会の一つである「バトル・オブ・ザ・イヤー・ファイナル」に挑戦するために各国から集まった若者たちの、大会に至るまでの舞台裏を描いたドキュメンタリー作品である本作。ダンサーであるパパイヤは、

「人間模様や舞台裏、ダンサーの生い立ちとかが面白かったよね。世界大会なのに宿舎が小学校とかさ(笑)。それと、監督が一生懸命このブレイキング(ブレイクダンス)の地位を上げようとしているんだっていうのが、すごく伝わってきたよ」

 と、ダンサーらしい感想。

 もとは、アメリカのアフリカ系アメリカ人やラテン系アメリカ人の若者たちの間で生まれたブレイクダンスだが、昨今のアジア人の目覚ましい技能の向上と世界大会での優勝者実績の例を上げた後、「少年隊の錦織君と(高校の)同級生だったんだけど、彼は、立った状態から背中で回転するNYスタイルの技を即マスターしていたよ。僕は30分やって出来なかったからもうやってない(笑)」と意外な答えで報道陣を沸かすパパイヤ。

 さらに「しかし、何でみんなB-BOYってあんなに怖い格好するのかな? サーファーだって本当に上手い人は海で邪魔だから短髪黒髪だよ? キムタクみたいな髪形は陸サーファーだよ」と爆弾投下。会場は笑いに包まれた。

「でも実際、映画を観るとみんなイイ奴なのね(笑)。二面性のある人っていいよね」と笑顔でフォローを入れつつ、やはりダンスに対して非常に造詣が深いパパイヤは、「ブレイキングって、もとはギャングの抗争の代替として生まれたんですよ。普通のダンスじゃないでしょ? わざわざ足を上げて靴下を見せるのは、(ズボンの)中に銃が入っていませんよっていう意味なんです。足を引きずるジャンキングっていう技法なんかも、血が脚から滴り落ちているのをずり足して床で拭いているって意味。だからそんなの本当に(ギャングの)奴らの前でやったら殺されちゃう(笑)」と目からウロコのうんちくも披露。

 最後にダンサーを目指す若者に、

「形から入るのって好きなんですよ。気分が上がるでしょ? いつもと違う特別な恰好だとスイッチが入る。上手くならなくてもいい。良いダンスをすれば。カッコイイとイイ男、カワイイ子とイイ女って違う。上手いダンスじゃなく、良いダンスをして欲しい」

 とエールを贈り、「日本のエンタメ業界は歌が主流で、まだまだダンスの地位は低い。それを変えていかなければ」とやはりダンサーとしてのコメントで締めていた。

 ちなみにパパイヤ鈴木、「普段はこんな恰好や頭はしていない」とのこと。アフロヘアは、”ダンサー・パパイヤ鈴木”のスイッチを入れるための必須アイテムなようです。
(文=山田裕子)

パパイヤ鈴木のENJOYダンシング!

YOU、踊っちゃいなよ!

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最終更新:2009/12/18 18:00
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