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「明確な違法行為」人気ラノベ作者がMF編集部に激怒!! 編集部への不信感を暴露

is.jpg『IS(インフィニット・ストラトス)』
メディアファクトリー

 角川書店の角川スニーカー文庫刊行の『涼宮ハルヒの憂鬱』を筆頭に、拡大を続けるライトノベル業界。アニメの原作となることも多く、若者を中心に人気を集めているが、メディアファクトリーのライトノベル系文庫レーベル・MF文庫Jより発売されている『IS <インフィニット・ストラトス> 』の作者・弓弦イズルが、中国語版の発売を無期限停止としたことを発表。その原因について弓弦は、編集部への不信感を暴露しつつ、自身のブログで次のように激怒している。

「理由は『MF海外出版物担当者が原作者に無断で海外の出版社と契約し、それを執行したため』です。これは私に印税振り込みが発生したために発覚したことであり、私から言い出すまでMF編集部は何一つ連絡をよこさない・謝罪をしない・誠意を見せないという対応を取ったため、中文版の発売を差し押さえました。もしこのブログを海外出版社の方が見ていたら、『あなたがたは悪くはない、しかし常識のない人間と契約をしたことが元凶だ』とだけ言っておきます。もし、今後中文版を出版したい場合は、私に直接連絡を下さい。内容を見て、私が直接判断します」(原文ママ)

 弓弦は、MFに一人しかいないという海外出版物担当者を「とても常識ある社会人とは思えない人間」として、8個もの項目において、非常識な点を指摘。違法行為である「原作者了解が無いまま無断で契約書を作成する」のほか、「謝罪しなければいけない電話中に二度も吹きだして笑う」「違法行為に対して謝罪で全て済まそうとする」などと憤慨。今回の事態を「組織の上層部に報告すらしていない」としている。さらに弓弦は次のように続ける。

「私は、この件に関して必要なら法廷で争います。少なくとも、私の仕事にこんな常識のない人間は必要ない。ゆえに排除します。本人の同意のない契約書を無断に作成する。これは立派な犯罪だろう。たとえ違法性が低くとも、私は原稿が全く書けなくなるほどの精神的苦痛を味わい、それにより発売日も延期してしまった。もちろん発売延期に関しては私の体調不良も関係しているが、一因でしかない。とにかく精神的苦痛によって書けなかった。夜も眠れないほどで一度倒れかけた」

 また、この件についてメディアファクトリー側は「解決に向けて動いているので、今はお答えできることは何もありません」とのコメント。

 女性にしか反応しない兵器の操縦者を育成するための学校に、なぜか世界で唯一その兵器を操縦できる男子が転入し、ハーレム世界が展開する『IS <インフィニット・ストラトス>』。男にとっては夢のような世界の物語だが、現実世界は甘くないようだ。告訴も辞さない様子の弓弦とメディアファクトリーの闘争がどのような結末を迎えるのか、今後も目が離せない。

IS(インフィニット・ストラトス)

中国人にもウケそうなのに……。

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最終更新:2019/03/04 13:32
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