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ビートたけしも困惑!"流し目王子"早乙女太一をめぐる浅草演芸界の魑魅魍魎
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
かつて取材を通じて知り合ったジャーナリストから、3月3日に突然「ロック座の斎藤智恵子会長が、早乙女太一の移籍の真相についてすべてぶちまけたいから、今日の夜8時に会長と会ってくれませんか?」という電話が入った。
早乙女の移籍については、筆者が2月の中旬の段階で、サイゾーに情報を提供し、それを元にサイゾーウーマンで記事化されている(記事参照)。振り返っておこう。
早乙女は、筆者が親しくしているビートたけしがイチ押しの大衆演劇のホープ、弱冠18歳だ。子どもの頃から、浅草の老舗ストリップ劇場・ロック座の斎藤会長から「将来、この子は大衆演劇を背負って立つ大スターになる」と期待されて、ロック座系列の事務所がマネジメントを買って出ていた。
斎藤会長は、浅草時代からビートたけしの面倒を見ていたと自称する人物。だが、たけしはフランス座で下積みしていたため、斎藤会長とはそれほど接点がなかったはず。実際に2人が親しくなったのは、1997年に、斎藤会長らもバックアップする浅草芸能大賞(台東区芸術文化財団主催)をたけしが受賞してからだ。
しかし斎藤会長が、故・若山富三郎と故・勝新太郎のタニマチだったことは確か。その縁で、斎藤会長は03年、勝さんの十八番だった『座頭市』をたけしに撮らせ、早乙女を子役に推薦、たけしも彼を抜擢した。たけしは早乙女の才能を認め、その後も映画『TAKESHIS'』に出演させたり、自身のレギュラー番組『たけしの誰でもピカソ』(テレビ東京/09年3月に終了)でコーナーを持たせたりするなど、肩入れしていった。
早乙女は期待通り、大衆演劇で"流し目王子"と呼ばれるホープに成長。たけしは一昨年に映画『アキレスと亀』の公開後、「次回作は早乙女主演で時代劇を撮る」とまで宣言したが、早乙女では集客に影響が出ると懸念した周囲の反対により断念。しかし、たけしの早乙女への期待は変わらなかった。
そんな早乙女の芸能生活は、斎藤会長とたけしによって、支えられてきたといっても過言ではない。ところがここにきて、早乙女の劇団の座長でもある父親が「自分が息子のマネジメントする」と言い出して、一方的にロック座から移籍させてしまったのだ。
2月28日にたけしが審査委員長を務める「東京スポーツ映画大賞」の受賞式の日に控え室で、筆者が「早乙女がロック座を辞めたみたいですよ。父親がマネジメントするという話です」という情報を伝えると、「そういえば、この間、同じ日にフジテレビで仕事が入っていたんだけど、あいさつに来なかったな。早乙女は性格もいい奴なんだけどな」とポツリと語った。まだ18歳の若者が、自分の意思とは異なるところで移籍トラブルに巻き込まれていることに複雑な思いがあるだろう。斎藤会長が怒っていては、たけしも早乙女をバックアップすることはできない。それが「筋」というものだ。
父親の背後には、早乙女利権に絡む芸能関係者が見え隠れする。冒頭に書いた、斎藤会長が「ぶちまけたいこと」とは、早乙女親子の裏で暗躍する魑魅魍魎への怒りだったことは想像に難くない。
その後、分かったことだが、斎藤会長との面談に呼ばれたのは筆者だけではなかったようだ。前述のジャーナリストは、さも筆者だけに話を聞かせたいようなことを言っていたが、人を集めるための方便だったのだろう。当日は、十数社のマスコミが斎藤会長のもとに駆けつけたそうだ。このジャーナリストには不信感を持たざるを得ないが、筆者は先約があったので行けなくて正解だった。
しかも、集まったマスコミを前に斎藤会長は「やはり今は言えない」とダンマリ。その理由は、4月から始まる早乙女の明治座公演の営業妨害になるからだということらしいから、いまだ早乙女個人への想いは熱いのだろう。振り回された記者たちは、不満を口にしながら帰っていったようだ。
今後、斎藤会長の口から、どのような事実が語られるのかは注目だが、これまでバックアップしたきたたけしが言った「早乙女は終わったな」というひと言を、「筋」を通さない早乙女の父親や移籍を画策した芸能関係者はどう受け取るだろうか。
(文=本多圭)
妖艶すぎ。
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