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"生キス"1万枚封入の1stアルバムを発売!

エレクトロポップの新星・Mizcaインタビュー Perfumeは意識してる? してない?

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 ギャルの持つケータイなどでよく見られる「デコ」。これを、自身のアーティスト活動にまで取り入れているのが、”デコ・クイーン・シンガー”のMizca。彼女、マイクやマイクスタンドなどをデコりまくることで話題を集め、エレクトロ・ポップの新星として要注目なのだ。

 彼女を手掛けるプロデューサーは、1999年にアート集団GROOVISIONSのキャラクターChappieのプロデュースを、最近では”エヴァ芸人”として知られる桜 稲垣早希をボーカルに迎えたシングル「はつ恋」を手掛けるなど、幅広く活躍しているミュージシャンpal@pop。

 7月21日にリリースされたMizcaの1stアルバム『(ハート)UFUFU(ハート)』も、pal@popらしいキャッチーな曲調にMizcaのキュートな歌声が乗り、非常にポップな仕上がりを見せている。

 そんなMizcaに、ニューアルバムのこと、”デコ”のことなどについて話を聞いた。

──Mizcaさんは「デコ・クイーン・シンガー」という肩書きをお持ちですが、いつ頃から身の周りのものをデコり始めたんですか?

「3年前、ハタチの頃からですね。最初はケータイから始めて、それをきっかけに他のものもデコったら可愛いかなと思って。名刺入れやパソコン、マイク、マイクスタンド……身の回りのいろんなものを今ではデコりまくっています!」

──結構、時間かかるんじゃないですか?

「今のケータイはデコり始めて4代目なんですけど、2時間くらいかかりました。お店に頼むと3万円位するんじゃないかな。やっぱり女の子なので、キラキラしているものを持ってると楽しいし、やり終わった後に達成感があるんですよね。やめられません」

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──今年の1月にデビューされましたが、エレクトロ・ミュージックにはもう慣れました?

「最初はエレクトロっていうジャンルがイマイチ分からなかったし、そこに挑戦することで不安や迷いはありました。でも、ライブを経験したり、持ち曲も増えてきて……今では親しみを感じています。私はまだ曲数も限られてるし、今まではインストアイベントなどが多くて、1人でステージを最初から最後まで作るということをしたことがないんです。でもアルバムリリースをきっかけに、そういうこともできたらいいかなって。”聴くライブ”より”観るライブ”が好きなんです。ダンスで魅せたり、セットや衣装にもこだわりたい。終わったあと、お客さんの中に余韻が残るようなライブを作り上げたいですね」

──アルバム『(ハート)UFUFU(ハート)』の聴きどころを教えて下さい。

「1曲目の『キラキラ☆』に、早口で歌うパートがあるんですが、そこは苦労しましたね。結構噛みました(笑)。全体的には、シングルとしてリリースしたキャッチーな曲もあり、マニアックな曲調のものもあり、1枚でMizcaっていうキャラクターがいろいろと楽しめるかなと思います」

──歌詞に関してはどうですか?

「高野さん(高野健一/pal@popの本名)の想像する女の子の気持ちが分かって、面白いです。女の子をこういう風に見てるんだなって。基本的に、女の子による上から目線の歌詞が多いんですけど、それは私にSキャラっていうイメージがあるかららしいんです。実際はそんなことないんですけど(笑)」

──pal@popさんの書く世界って、女の子がアニメキャラっぽいというか、空想の世界の女の子、という印象があります。そういった、男性から女の子への、妄想のような過剰な愛情をぶつける歌詞って、ぶっちゃけ気持ち悪いとかは思いませんでした?(笑)

「そんなことないです(笑)。私も歌詞を書きますけど、私には書けないテイストのものなので、純粋に楽しんでます。高野さんの歌詞は情景がはっきりしていて、ドラマのワンシーンを見ているようで、面白いなって思います」

──アルバムには、初回生産分1万枚に、Mizcaさんが生キスをしたトレーディングカードを封入されているそうですね。

「ほんとに大変でした! 12時間もかかって、終わった頃には唇が痛くて腫れちゃってました。クレンジングしても口紅が落ちなくなっちゃうし、きつかったですね。打ち上げの焼肉を楽しみにして、頑張りました!」

──エレクトロ・ミュージックというと、最近はPerfumeフォロワーのアーティストとしてひとまとめにされがちです。意識はされていますか?

「特に意識はしてないですね。Mizcaとしてのテイストは、キャッチな歌謡曲テイスト。これからもこの路線を守りつつ、なおかつ誰が聴いても”私っぽいもの”を作れればいいなって思います。音楽だけじゃなくて、ビジュアル面でも、ほかのアーティストさんとは差別化していきたいです」

──どんなアーティストを目指したいですか?

「今はまだはっきりとは見えてないんですけど、Mizcaとしてのジャンルを確立していければなって思います。自分にしかできないことを。まずはワンマンでライブをやりたいですね。Mizcaなりの世界観を表現してみたいです」
(取材・構成=岡島紳士<http://oshinshi.web.fc2.com/>)

●Mizca(みつか)
1986年8月14日、愛知県生まれ。身長154cm。05年に3人ユニットの一員としてデビュー。07年には自身の引きこもり体験を歌うシンガー・光岡昌美としてソロデビュー。そして今年1月にMizcaとして3度目のデビューを果たした。趣味/お菓子作り、ぼーっとすること、家具探し、部屋の模様替え、映画鑑賞、海に行くこと 特技/ネイルアート、詩を書くこと。
オフィシャルサイト<http://www.mizca.jp/>
オフィシャルブログ<http://ameblo.jp/mizca-smile/>

UFUFU
数々のアーティストを手掛けてきた人気クリエイターpal@popが世に送り出す、エレクトロポップの新星Mizcaのファーストアルバム。エレクトロミュージック界初の卒業ソング「キラキラ☆」から2ndシングル「ダメよ(ハート)」などを、全12曲を収録。エレクトロポップなのにキャッチな歌謡曲テイストというMizcaが創りだす音楽観が、存分に満喫できる作品。この夏、話題沸騰なること間違いなし!?
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最終更新:2010/08/07 15:29
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