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「ボコボコにしてから、ブスッと」”アウトローのカリスマ”瓜田純士が吼える!

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 「そいつ、生かして帰しませんから」──フォト&メッセージブックの出版、自伝的映画の公開、アメブロ退会騒動など、このところ話題の絶えない”アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(30歳)が先月9日、東京・高円寺のライブハウス『ROOTS!』でトークライブ&サイン会を行った。”アンチ瓜田”による襲撃予告があったため、当日の会場は厳戒ムード。そんな中、カリスマはいったい何を語ったのか?──戦々恐々の現場レポート!

 瓜田にとって3冊目の著書となる『泥だらけのありがとう』(武田ランダムハウスジャパン)の出版を記念して行われた今回のイベント。カリスマの肉声を聞けるとともに、サインも貰えるチャンスとあって、熱心な瓜田ファン数十名が会場に詰めかけた。客層は大人しそうな男性が中心だったが、会場の隅々にはコワモテのセキュリティーが配置され、何やら物々しいムード。”アンチ瓜田”のブロガーが当日、襲撃をほのめかす書き込みをしたため、万が一に備えて警戒態勢を敷いたようだ。


 そんな中、ビール瓶片手にステージに現れた瓜田。

「なんでサイン会なのにセキュリティーがいるんだろう、ってビックリした人もいるかもしれないけど、何が狙いかといったら、瓜田純士の裏ブログ(アンチブログ)をやってるヤツを探そう、と。今日、もしかしたらこの中にいるんじゃないですか?」

 と言って、鋭い目付きで客席全体をグルリと見渡す。

「もしいたら、すいません。そいつ、生かして帰しませんから。ボコボコにしてから、ブスッといきます。マジで」

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 物騒な脅し文句に会場は一瞬静まり返ったが、「……ま、それは冗談。というか、冗談と本気のハーフ&ハーフです」

 と付け加えると、客席から安堵の笑いが起きた。アウトローならではのツカミで聴衆を釘付けにした瓜田。ステージ上でビールを飲みながら、時にユーモラスに、時にシリアスに、自らの過去・現在・未来を語り始めた。

 「12歳のころにはもう青龍刀や偽造テレカが身近にあった」という不良少年時代の話や、「お袋にチャカを向けたこともある」という極道時代の話も強烈だったが、意外な一面を覗かせたという意味で印象深かったのは、刑務所を出てから物書きになるまでの苦労話。

「僕みたいな過去を持つ人間が日の当たる場所に出ようとすると、必ず最初は足を引っ張られる。その世界にいた人間にしかわからない、その人たちのやり方ってのがあるんですよ。かつての僕自身が、『あの野郎、なんで途中でハネたくせにその辺の道歩いてんだよ。確実に生け捕って来い!』とか言ってた兄ちゃんだったので、自分も同じ目に遭ったらどうしよう、確実にヤバい、と怯えてました」

 そんな危機感を抱きつつも、地元から逃げたくないという思いもあり、出所してから2年近くは「毎日ビクビクしながら新宿を歩いていた」と明かす瓜田。剛胆に見えて、実は繊細なタイプのようだ。

「日常においても、今日はこの人に迷惑をかけたかも、今日はあの人を傷付けたかも……なんて、人とのちょっとした会話やメールのやりとりがあとあと気になり、あれこれ悩んで反省することが多い。そんなふうに生活の中であまりに神経が細いもんだから、その葛藤がブログに全部出てしまう。僕のブログには、怒ってるときも不安定なときも悔しいときも、全部の感情がそのまんま吐瀉物のようにまき散らされてしまうんです」

 新著『泥だらけのありがとう』は、そうした瓜田の人間臭い部分が凝縮されたフォト&メッセージブックだという。

「ブログと違って活字は少ないけど、思い切り魂を打ち込みました。掲載された写真にも、僕の喜怒哀楽がすべて出ている。飾ってないし、気取ってない僕。泣いてるとこも、笑ってるとこも、怒ってるところも、全部出ている。そこにうまく活字がハマって、最高の本ができたと自負してます」

 この本の出版直後には、自伝的映画『ドブネズミのバラード』を公開。また、societyという音楽ユニットも本格始動させるなど、表現者として多角的に攻め続ける瓜田。知名度が上がり応援される機会も増えて「今は非常に強気」と語るが、ファンが増えればアンチも増えるのが世の常だ。

「ネット上の誹謗中傷など、バッシングの数もハンパじゃない。だけど、叩かれたもん勝ちだと思ってるし、それをはねのけるだけのエネルギーがないとダメだと思ってます。中途半端な気持ちで背伸びするとケガをするけど、間違いなく俺はやれるんだ、という確たる自信さえあれば、アンチもファンにひっくり返せる。瓜田純士クラスになれば、そんなの全然余裕ですから。知れてる」

 ブログでおなじみの瓜田節が炸裂すると、客席からは大きな拍手。結局、乱入や襲撃は最後まで起きることなく、無事にイベントは終了した。

 なおこのイベントの数日後、ブログの反社会的表現が原因でアメブロを退会することになった瓜田。今後、日常の言論発表の場をどこに求めるのか、その動向が注目される。
(取材・文=岡林敬太)

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★直筆サイン入り! 瓜田純士『泥だらけのありがとう』を2名様にプレゼント★
新宿・歌舞伎町で生まれ育ち、圧倒的なカリスマ性で東京を制圧した瓜田純士が、第二の人生を歩みだした今、伝えたい44のメッセージとは?──著者・瓜田純士の直筆サインが入った『泥だらけのありがとう』を2名様にプレゼントいたします。応募の〆切は10月8日(金)23時59分とさせていただきます。なお、当選の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

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最終更新:2010/10/13 11:53
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