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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.116

美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』

mahou01.jpg同名ライトノベルを映画化した『魔法少女を忘れない』。
ピースサインする谷内里早、メガネっ娘に扮した森田涼花、
2人の美少女の魅力が弾ける。
(C)しなな泰之/集英社・『魔法少女を忘れない』パートナーズ

 あまりに美しい夕焼け空や満天の星空を眺めていると、もうすぐあの世からお迎えが来るんじゃないか、世界の終わりが近づいているんじゃないかみたいな錯覚に襲われる。人間は自分のキャパシティーを超えた美しいものに遭遇すると、うれしさを通り越して泣き出したくなる。現在公開中の『魔法少女を忘れない』は、あまりにキュートすぎる魔法少女(正確には元魔法少女)に出会ってしまった普通の高校生の切ない青春映画だ。同名ライトノベルを原作に、『妄想少女オタク系』(07)で腐女子の青春を描いた堀禎一監督が10代の少年少女の放つ一瞬の輝きを丹念にカメラに収めている。

 高校生の悠也(高橋龍輝)の家に、ひとつ年下の妹・みらい(谷内里早)がやってきた。悠也は妹のことはよく知らない。唯一分かっていることは、彼女は”魔法少女”、正確には”元魔法少女”だということ。もう魔法を使うことも、空を飛ぶこともできないらしい。なぜ、ひとりっ子の悠也の妹に突然なったのか細かい経緯は不明だが、そこは元魔法少女なので、何か不思議な力が働いたのかもしれない。いずれにしろ普通の高校生だった悠也の日常が、元魔法少女の妹ができたことで全く違った風景へと変わる。それは妹のみらいにとっても同じだった。魔法少女として孤独に生まれ育ったみらいには温かい家族の記憶がない。初めてできた家族である兄の悠也に生まれたてのヒヨコのようになつき、何でもない当たり前の食事や高校への登下校が楽しくてたまらない。ずっとひとりぼっちだった元魔法少女にとって、人間の兄と過ごす日常生活は特別に愛しいものなのだ。

mahou02.jpg小動物系の愛くるしい笑顔をみせる”元魔法
少女”みらい(谷内里早)。ツインテールが
たまらんです。

 みらいは魔法は使えないが、そのイノセントな笑顔でたちまち学校中の人気者になる。悠也の親友・直樹(碓井将大)は、みらいにぞっこんだ。夏休みになり、悠也は直樹たちと一緒に海水浴に繰り出す。幼なじみの千花(森田涼花)とも現地で合流する。おニューの水着を着て、波打ち際ではしゃぐ千花、みらいたち。引率の希美先生(前田亜希)はそんな彼女たちを遠い目で見つめる。絵に描いたような、あまりに美しい青春のひとコマだ。でも、映画を観ている人間は経験則で知っている。青春映画の中であまりに美しいシーンがあると、その後には残酷な運命が待ち受けていることを。

 ”魔法少女”には哀しい定めがある。人間社会で暮らす”魔法少女”は魔法少女を卒業して、普通の少女になる際に、人間の記憶から消えてしまわなくてはならないのだ。みらいはすでに”元魔法少女”なので、間もなくみんなの記憶から消えてしまうカウントダウン状態にある。昔、再放送で見たアニメ『魔法使いサリー』の最終回のように、みんなの記憶の中から魔法少女は存在しなくなってしまうのだ。みらいを忘れてなるものかと、悠也たちは忘れられない強烈な思い出を残そうと努める。そして、その思い出を写経するかのように懸命に白いノートに書き込む。みらいにコクって振られた直樹は、そんな辛い体験さえもノートに刻みつける。悠也を巡って、ビミューな三角関係にある千花も、みらいと過ごした時間を必死でノートに記録する。みらいの思い出がみんなの心から消えてしまうということは、すなわち元魔法少女の死を意味するからだ。そして元魔法少女の死は、イノセントな季節の終わり=青春時代の終焉でもある。

mahou03.jpg“委員長”のあだ名で呼ばれる優等生の千花
(森田涼花)。なぜか時代劇口調で話すユニ
ークちゃんだ。

 元魔法少女みらいを演じた谷内里早は、トミーこと俳優・国広富之の次女で、ティーン向けファッション誌「ピチレモン」のモデルとして活躍した1993年12月生まれの美少女だ。悠也の幼なじみで、いつも時代劇風の口調で話す千花は、アイドリング!!!11号としてデビューし、SFアクション映画『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』(10)で大活躍してみせた1992年9月生まれの森田涼花。ツインテール姿で、「お兄ちゃん、よろしくね」と真っすぐな目線であいさつする谷内、いつもは優等生然としているものの、浅瀬で溺れかかってしまうなどチグハグな脆さを垣間見せる森田。10代の少女ならではの2人の輝きが、脳裏に焼き付いて離れない。

 4月23日、池袋のテアトルダイヤでの初日舞台あいさつを終えた堀監督にコメントをもらった。10日間という限られた期間でのオール福岡ロケで撮影された本作は、若手キャストの魅力を活かすために、演出らしい演出はしなかったという。

「(キャストが決まって)2度目に会ったとき、彼女たちはちゃんと原作小説を読んできていて、それぞれ自分たちなりにキャラクターについて考えてきていたんです。なら、それを信じてみようと。10代の彼女たちの考えたものを信じてみようじゃないかと思ったんです。大人の俳優を演出する場合は、こちらの仕掛けたものと俳優の持っているものとの間で火花が起きて、そこから面白いものが生まれる可能性があるけれど、若い彼女たちの場合はそのままのほうが魅力が活かせるんじゃないかと考えたんです。まぁ、このやり方は1回しか通用しないものですけどね」

 一生に一度の輝きをカメラに収めるために、あえて”1回しか通用しない演出”を施したということらしい。また、元魔法少女と人間が共存する不思議な世界観をすんなり受け入れた若いキャストたちの感性の柔軟さも堀監督は評価している。

mahou04.jpg『翔んだカップル』(80)『ごめん』(02)
と青春映画には自転車が必須アイテム。
何でもない登下校シーンがキラキラと輝く。

「昭和世代のボクとは違って(堀監督は69年生まれ)、若い彼女たちの前には異なる風景が広がっているように感じますね。彼女たちの目に映っている世界は前向きなもの、希望を感じさせるものだと思います。彼女たちが女優として大成するかどうかは、今後の彼女たち次第でしょうが、彼女たちと一緒に現場を過ごせて、とても楽しかった。監督として、本当に幸せな時間でしたね」

 劇中、悠也とみらいが自転車に乗るシーンが度々登場する。悠也もみらいもガムシャラにペダルを漕ぐ。それは、まるで記憶の糸車を懸命に紡いでいるかのようだ。彼らが上映時間1時間35分の中で紡いでみせたものは、一生に一度しか放つことのできない青春の輝きが織りなす黄金のタペストリーだ。そして完成したてのタペストリーは”空飛ぶ絨毯”と化して、原作小説とは異なる世界へと飛んで行く。『魔法少女を忘れない』は、作品そのものが魔法のような映画だ。
(文=長野辰次)

mahou05.jpg
『魔法少女を忘れない』
原作/しなな泰之 脚本/中野太、ますもとたくや 監督/堀禎一 主題歌/JURIAN BEAT CRISIS「キミといた証」 出演/高橋龍輝、谷内里早、森田涼花、碓井将大、前田亜希、伴大介 配給/テレビ西日本、SPOTTED PRODUCTIONS 4月23日より池袋テアトルダイヤほか全国順次公開中 <http://maho-shoujyo.jp/>

魔法少女を忘れない

忘れない。

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最終更新:2012/04/08 22:52
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