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あのお騒がせジャーナリストが大胆取材!?

元妻と共演も!? 山路徹が見た命が奪われ続ける被災地の今

 10年末、不倫問題でバッシングされた山路徹氏が、久々に本誌誌面に登場! 元妻との関係や、被災地取材と並行して行っている活動「福島原発20キロ圏内・犬猫救出プロジェクト」について語った──。

──最近は、すっかりバラエティタレントとしてもおなじみになりましたね。

1107_yamaji.jpg「一部の週刊誌は、いまだ僕の粗探し
をしているみたいですけどね」と苦笑
する山路氏。(写真/笹村泰夫)

山路 メディアはコロッと変わるんですよ。散々叩かれましたが、『サンデージャポン』(TBS系)に出演して、「今の山路は数字が獲れる」とわかったら、みんなバーッと来るんです(笑)。僕にとってもいいチャンスですから、それを逆手に取って不倫・ジゴロイメージを払拭するために、オファーがあれば可能な限り出演しています。メディアによって傷ついた名誉は、メディアによってじゃなきゃ修復していけません。メディアは世の中を映す鏡。メディアが変われば、世の中も変わりますし、世の中が変われば、メディアも変わります。視聴者が「そういえば、あの人は不倫の人だったね」と言うくらい、”今は昔”のムードになってくれればなと(笑)。

──バラエティで求められている役割は、山路さんの本意ではないのでは?

山路 言葉を字面にしただけじゃ伝わらない人間性みたいなものが、雰囲気、表情、声質などから伝わるのがテレビというメディア。テレビ局が僕に求める役割とは全然違うメッセージが、僕からは言葉にしなくても伝わるはず。そういった意味ではバラエティ番組であっても、露出していれば会見(不倫の釈明会見)では伝えられなかった自分を皆さんにお伝えできるはずだと思っています。僕はマイナスからのスタートですから、これ以上、下には落ちないですし。それに、もともとが人にものを伝える仕事なので、知名度があったほうがいいに越したことはありません。関西ローカルの番組にも結構出演しているんですよ。遙洋子さんが、騒動の時に「関西の男には、山路の良さがわからないのや」と言ってくれたらしいんで、その影響もあるようです。

──今後、大桃美代子さんや麻木久仁子さんと共演することは?

山路 その予定はないですね。逆に僕が番組スタッフに提案してるです。 「2人を呼んでみたらどうですか?」 って。そしたら「ええっ!?」だって。バラエティ番組なら、それぐらい徹底してやってほしいですね。欧米の番組を見習って。大桃さんにしても麻木さんにしても、これまで芸能人として皆さんに娯楽を提供して生きてきたんですから、徹底してやってほしい。それこそが真のエンターテインメントであり、この騒動を一気に払拭できる唯一の方法だと思います。

──2人と連絡を取り合うことは?

山路 ないですね。大桃さんには地震の時に電話しました。彼女は阪神大震災や中越地震で恐怖体験をしていて、地震にとても弱いんです。麻木さんには弁護士がついてますから大丈夫です(笑)。麻木さんはもともと強い女性ですが、大桃さんには弱い部分があるんです。でも、安否を確認しただけで、会っていません。

■ジャーナリストは自衛官や消防士と同じ

──震災被災地を取材されたそうですが、現地での反応は?

山路 避難所でおばさんに「あなた、山路さんでしょ」と、よく言われますよ。深刻な現場でも場が和んだこともあって、それはそれで取材対象と近くなれていいことだと思っています。

──原発被災地での犬猫救出プロジェクトにもプラスになりそうですね。

山路 そうですね。警戒区域の20キロ圏内と、緊急時避難準備区域の30キロ圏内はメディアが扱わない。取材しても発表する場がないですから、ネットやイベントで伝えていく形になる。ワイドショー的な関心から僕のことを見てたら、流れで救出プロジェクトを知ったという人も結構いるんですよ。だから、今の知名度を、報道人としての力に変えていかなければと思いますね。

──メディアは、なぜ30キロ圏内の実態は扱わないんですか?

山路 警戒区域内で取材することはコンプライアンスの問題もあるし、記者の健康の問題もある。朝日新聞は、自主規制で50キロ圏内にも入らないそうですからね。社員だけでなく、僕ら社外の通信社が取材した映像を流すのもダメ。それは、取材自体がコンプライアンスに抵触するから放送できないという、お役所的な発想ですよ。僕はかねてから言ってますが、消防士、自衛隊、警察官とジャーナリストは同じだと思ってます。危ないから、法的にまずいから行くのをやめようというわけにはいかない。宮城、岩手に行ったら、石を投げたらマスコミに当たるほどいる。ところが南相馬市には誰もいない。伝えられない地域は、世の中から抹殺されるのと同じ。それが許されていいのか。僕はもともと戦争取材も含めて、現場に行く、スポットの当たらないところにスポットを当てるというスタンスでやってきてます。東電の会見に通うだけが取材じゃありません。犬猫救出プロジェクトについては、「ジャーナリストが何をやってるんだ」と言う人もいるけど、どんな小さな命でも、その大切さを伝えられないジャーナリズムはありえませんから。大切な命を、社会はどう扱おうとしているのかを伝えたいんです。

──今後救出プロジェクトを進めていく上で、何が必要ですか?

最終更新:2011/06/18 08:00
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