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テレビ局映画を批判しても意味がない!? “アンチ・メジャー”を掲げる日プロ大賞の存在意義

nichipro01.jpg4月28日に行われた「第21回日プロ大賞」プレイベントに来場した
園子温監督、神楽坂恵、千葉善紀プロデューサー、そして実行委員長の
大高宏雄氏。オールナイトながらフルハウスになる盛況ぶり。

 映画としてのクオリティーはバツグンなのに、興行成績が伴わない作品、映画賞にもスルーされてしまう作品は驚くほどに多い。映画の興行は配給会社の宣伝力や上映館数が大きくものを言い、上映回数が少ないと映画賞の選考からも漏れてしまう。そんな興行的にも恵まれず、映画賞で脚光を浴びることもなく、ひっそりと埋もれてしまいがちな作品の中から、映画製作者の尋常ならざる熱意、監督のギラリと光る演出手腕、俳優たちの忘れがたい名演を、きっちりと評価し続けているのが「日本映画プロフェッショナル大賞」だ。映画ジャーナリストの大高宏雄氏が発起人となり、1992年からスタート。例年、国内の主な映画賞の式典が終わった季節に、ベストテンと個人賞を発表している。一時、授賞式が途絶えていたが、2010年から授賞式も再開(11年は震災を配慮して休止)。5月26日(土)にテアトル新宿で行われる今年の授賞式は、いつも以上に豪華な顔ぶれが集まることになっている。「第21回日本映画プロフェッショナル大賞」のベストテン&個人賞は以下の通り。

■第21回日本映画プロフェッショナル大賞・ベストテン
1. 監督失格(平野勝之監督)
2. アントキノイノチ(瀬々敬久監督)
3. 東京公園(青山真治監督)
4. 恋の罪(園子温監督)
5. まほろ駅前多田便利軒(大森立嗣監督)
6. 奇跡(是枝裕和監督)
7. 歓待(深田晃司監督)
8. 軽蔑(廣木隆一監督)
9. 劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ(入江悠監督)
9. 婚前特急(前田弘二監督)

■第21回日本映画プロフェッショナル大賞・個人賞
作品賞=『監督失格』(平野勝之監督、庵野秀明プロデューサー)
主演女優賞=榮倉奈々(『東京公園』『アントキノイノチ』)
主演男優賞=西島秀俊(『CUT』)
監督賞=アミール・ナデリ(『CUT』)
新人監督賞=大根仁(『モテキ』)
  同  =前田弘二(『婚前特急』)
特別賞=千葉善紀(『恋の罪』の製作に対して)
功労賞=緑魔子(『軽蔑』の演技と長年の功績に対して)

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