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AKB48大島優子が『情熱大陸』で心境を吐露「今は情熱を燃やすところがない」

【リアルサウンドより】

 AKB48の大島優子が10月20日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎日放送・TBS系)に出演した。番組では、2013年6月の総選挙前から約5ヶ月、大島優子のアイドル業と女優業の舞台裏に密着。今年25歳になる大島優子の素顔に迫った。

 平均年齢17歳のAKB48の中で、今年25歳の大島は小嶋陽菜と並んで最年長組。メンバーには頼れるお姉さんとして慕われている。秋葉原の専用劇場にて、インタビュアーに「年をとっていると感じる?」と質問された大島は、「しょっちゅう感じますよ。でもパフォーマンスや体力、ハートの強さでは若い子には絶対負けないっていう自信がある」と笑顔を見せた。

 握手会でも大島は、メンバーの誰よりもサービス精神を発揮する。必ず目を見て、言葉を交わす。時には大量の握手券を購入し、何十秒も握手をして個人的な愛情を向けるファンもいるが、大島はしっかりと向き合う。そのことについて大島は「普通のことだと思うんですよね。みんなは芸能人とファンという感覚で握手しているかもしれないけど、そうじゃなくて、ひと対ひとで握手すると、普通のことだと思うんですよね」と語った。

 全国を回ったドームツアーのファイナルは今年8月、東京ドームで行われた。その舞台裏では、今も誰よりも長く鏡の前に立ち、徹底的に練習に励む大島の姿があった。大島は、キレのあるパフォーマンスで注目を集め、今のポジションを築いた。

 東京ドーム公演の1日目には、同期の秋元才加の卒業セレモニーが行われ、大島は人目もはばからず号泣した。「置いていかれているという寂しさはありますか?」という質問に対し、大島は「もちろんあります。いいなーって思います。でもAKBでやっていて、今は何にチャレンジするかっていうのが自分に対してないから。(中略)今は情熱を燃やすところがない」と、現状に対する複雑な心境も吐露した。プロデューサーの秋元康はそんな大島を見て「たぶん、次のステップに進もうとしたこの2~3年は、相当悩んでいると思いますね。(中略)大島は自分の魅力を最大限に発揮したので、自分の天井に手が当たってしまう。そうすると、私の頭上には何があるんだろうと。見えない何かがあるんじゃないかと。そんな悩みを抱えた、今25歳にならんとしている女性だと思います」と、トップを走り続けたアイドルならではの悩みを代弁した。

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