AKB48大島優子が『情熱大陸』で心境を吐露「今は情熱を燃やすところがない」
リアルサウンド
東京ドーム4日連続の最終日、大島はひどく疲弊していた。リハーサルのステージで、ひざまずいて俯く大島。その目は放心状態で、精細を欠いている。結局この日、大島は点滴を打ち、本番では笑顔でステージを乗り切った。「同じように努力すれば、誰でも大島優子になれるだろうか?」そんな質問に対し大島は、「なれますね。ただし、同じ努力は簡単にはできないと思うけど」と即答した。
ドームツアーが終わるやいなや、現在放映中のドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)の収録が始まった。アイドルとして頂点を極めた大島だが、女優としてはまだ未知数だ。7歳の頃、子役としてドラマに出演したこともあったが、あまりパッとしなかったという。「金八先生のオーディション受けたことある。受からなかったです。何百回したんだろうっていうぐらいオーディションして、いつもいいところまでいっても落ちるってことがすごく多くて……」17歳で受けたAKB48のオーディションは、大島にとってラストチャンスだった。落ちたら社会福祉士になるつもりだったとのことだ。
新曲PVの撮影。女子高の制服に身を包んだ大島は、昼食時、16歳の研究生と会話をする。「私、大島さんに憧れているんですよ。目標にしているんです」そう語る研究生に対し、大島は「ありがとう、嬉しい」といいながら、笑顔で納豆ごはんを頬張った。
久々のオフでは、幼稚園の頃から家族ぐるみの付き合いをする幼馴染と、船釣りに行った。「優ちゃん、忙しいでしょ」「忙しいね。でも、いつか忙しくなくなるから。だから、いいかなって」そんな会話をしながら、釣り糸を垂れる。大島は、カワハギを釣り上げ、つかの間の休息を楽しんだ。
「存在感のある女優になりたい」ある時期から大島は、そう公言してきた。その理由としては「難しいからです。正解がなくて、なにやっていても満足しないし、どの役をやっていても自信を持てなくて。着地点が見えないところが、やりがいがあるな、と」と語っている。そんな大島の座右の銘は、「己を信じ、精進せよ」。ドラマの現場で先輩役者たちの演技を見つめる大島の目は、好奇心に溢れながらも、真剣だった。
トップアイドル、大島優子の素顔に迫った今回の『情熱大陸』。大島のストイックかつ真摯な姿勢に、改めて心を動かされたファンも多いのではないだろうか。
(文=編集部)
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