『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
コンサートの写真撮影、ネット投稿はどこまでOK? 弁護士に法律上の注意点を訊いた
2013/11/23 09:00
リアルサウンド
実際、ハロプロのケースでは、写真撮影のルールとして「営利目的禁止」が明記されている。また、現場ではほかの観客の写り込みにも注意が必要だ。
「たとえ写真撮影がOKのライブでも、演者以外の方は写真に撮影されることについて許諾はしていませんから、観客の顔が写ると肖像権の侵害になる可能性があります。ライブを撮影した写真は、例えばその写真をSNS等で公開した場合、普通の写真より、人目に触れる可能性が高いといえます。人目に触れる可能性が高くなる分だけ、何らかのトラブルの元になる可能性は高いので、個人が特定できない写真に留めるのが無難でしょう」
意図を問わずに「撮影OK」となっていても、公序良俗に反する写真もやはりNGとなる可能性が高い。「たとえば『パンチラ』のような写真の撮影までアーティストが許諾しているとは常識的に考えられませんから、そのような写真を撮られたことで損害を受けたとして損害賠償を請求された場合に『撮影OKって言ったじゃん』という言い訳は通用しません」(小杉氏)
好きなミュージシャンを撮影できるのはファンにとって嬉しいことだが、ミュージシャンに対してはもちろん、周囲の観客に対しても迷惑とならないようにするのが最低限のマナー。撮影・投稿の際は、誰かに迷惑をかけていないか、一度よく考えてから行動したいものだ。
(文=編集部)
最終更新:2013/11/23 09:00