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メジャー挑戦の渡辺俊介“世界一低いアンダースロー”が、動画サイトで注目度急上昇中!

51GC1gU7PwL.jpg『BBH2011 ホームランCP渡辺俊介(ロッテ)』(コナミ)

 千葉ロッテで一時代を築き、来季大リーグに挑戦すると表明した渡辺俊介投手が、球団よりもアメリカの野球ファンから注目されている。世界一低いアンダースローといわれる投球映像が動画サイトで話題となり、30万アクセスを超えるものも出ているのだ。


 アメリカの人気野球サイトでは、その超低空スローが話題となり「かつて見たことがないフォーム」「こんな投げ方でホームベースに届くとは驚異」「これぞ東洋の神秘だ」といった声が多数投稿された。実際、そのフォームは芸術的。昨今は、アンダースローは肩を痛めやすいとして激減し、アメリカでは「デッドボールも多い」といわれているだけに「もしメジャーリーグでこの投げ方のまま好成績を出せば、これまでのセオリーを壊すことになる」ともいわれている。

 ミスターサブマリンと呼ばれる渡辺は、バレンタイン監督時代のエースで通算87勝。日本代表の一員として2006年、09年のWBC連覇にも貢献したが、ある選手によると「あのアンダースローは下からボールが浮き上がってきて、とても打ちにくい」という。

 ただ、大リーグでは通用しないのではないかという見方も少なくなく、スポーツ紙の野球記者からは「最初はそこそこいけるかもしれませんが、一度ボールの軌道が研究されれば大きく打たれやすい」という話も。

「レッドソックスの上原浩治の活躍に刺激を受けての大リーグ挑戦ですが、ここぞというときに必ず勝てるというような正確なコントロールショットではなく、マウンドが高い球場だと浮き上がるボールは投げにくいせいか、結果が出せなかったことも多かった。そういった不安定なところは、向こうでは厳しいのでは」(同)

 動画の注目度が高くなっていたこともあり、まずはアストロズが獲得に前向きな姿勢を示しており、同球団のGMが「今オフの補強ポイントに救援が欲しい」として渡辺の調査に入ったことを明かした。昨年、松井秀喜や松坂大輔の獲得を検討したほど日本人選手の登用に積極的なアストロズだけに、獲得の可能性はある。交渉は代理人の団野村が一切を請け負っており、37歳のチャレンジャーは吉報を待つ身だ。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2013/11/19 10:00
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