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チャートが示す「ロックバンドの復権」 ホルモン筆頭に実力派が健闘した2013年
2013/12/15 09:00
リアルサウンド
これらの結果から考えられるのは、日本の音楽業界は相変わらず低調だが、相対的に見ると、ロックシーンの状況はバンド関係者やリスナーが思っているほど酷くはないということ。地道にライヴを重ね、良い作品を作ってさえいればそう簡単にリスナーは離れない。前述した多くのギターロックバンドに関しては、全体的に伸び悩んでいる様子がうかがえるが、これはある意味、健全な結果と言えるのかもしれない。彼らにだってまだチャンスはいくらでもある、ということだからだ。
基本的にロックバンドは、チャートで一喜一憂するのがカッコ悪いと思っているのか(まあ、思っているんだろう)、自身の公式サイトやSNSであまり声高にオリコンチャートの結果を口にしない傾向があるのでなかなか世間に伝わりづらいが、実は2013年にこんな動きがあったということを報告しておきたい。
■阿刀 “DA” 大志
75年生まれ。某パンクレーベルにて宣伝制作を10年以上務めた後、昨年フリーランスに。現在は執筆業を中心に、Space Shower TVの番組スタッフやら何やら音楽に関わるあらゆる分野で雑食的に活動中。
最終更新:2013/12/15 09:00