AKBグループ激動の2013年 相次ぐ卒業や峯岸騒動をどう乗り越えてきたか
リアルサウンド
4月には、秋元才加の総選挙辞退、そして卒業を発表。AKB48の中では異能の人である秋元の才能が、アイドルAKB48という枠を越えた結果、三谷幸喜作品への出演が決まるなど、新しいフィールドでの活動が増えたのを見ると、AKB48という看板が重石にも、武器にもなることを改めて感じさせられた。また、同じくAKB48では異能の人であった仁藤萌乃も、4月の武道館公演で卒業している。現在はなかなか注目を集められずにいる彼女ではあるが、彼女の非凡なセンスは必ずどこかで再度注目をあつめることとなるだろう。グループ全体のチーム活性化が図られたのも4月のことだった。SKE48の組閣、NMB48の山田菜々のチームNからチームMへの移籍。さらには兼任メンバーの変更も発表。AKB48からは、SKE48へは大場美奈、NMB48へは市川美織が兼任となることに。現在のところAKB48からの兼任メンバーに関しては、兼任先のファンからも愛され、特に市川はキャラクターを再度確立するキッカケとなった。ただ、AKB48への各地の兼任メンバーに関しては、身体的負担とそれに見合う経験を得ることができているのか?という疑問の声も少なくない。
5月に入ると松原夏海、小森美果、中塚智実と中堅とされるAKB48のメンバーが卒業を発表するとともに、15期研究生がお披露目され、AKB48グループ全体の新陳代謝が加速していることを再確認させられることとなった。
簡単ではあるが5月までを振り返ってみた。アイドルファンの中で「AKB48を追いかけると他が見られなくなる」という言葉をよく聞くが、高橋みなみや柏木由紀のソロ活動などには触れずに、ざっくりと振り返るだけでこれだけの出来事が起きている。やはり、AKB48のドキュメンタリーを追いかけると、その情報量は半端ではないことがわかる。次回は残りの半年強と、そこから見える来年の展望をまとめて行こうと思う。
■エドボル
放送作家。『妄想科学デパートAKIBANOISE』(TOKYO FM水曜25:00-)『安田大サーカスクロちゃんのIdol St@tion』(目黒FM隔週木20:00-)、『Tokyo Idol Festival2013』(フジテレビNEXT)など、テレビ・ラジオなどの構成を担当。サイゾー、SPA!などでもアイドル関連のインタビューを中心に執筆中。
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