OKAMOTO’Sコウキが問題提起 音楽のルーツとはどう向き合うべき?
リアルサウンド
【リアルサウンドより】
ニューアルバム『Let It V』を2014年1月15日にリリースするOKAMOTO’S。そのアルバムのリードトラック「HAPPY BIRTHDAY」(プロデュースはくるりの岸田繁)が、ポッキーのコラボCMに起用されることが決定、同曲のMVが解禁になった。ソニーウォークマンのCMや、昨年に引き続くFNS歌謡祭の出演など、露出も増え年末もイベントに引っ張りだこ。新作発表後には3ヶ月弱で23本を廻る全国ツアーを控えるなど、今、ノリに乗っているバンドだ。
「全員が岡本太郎が好きで、ラモーンズのように全員名字はオカモト」という彼らはルーツの60‘s、70’sのロックンロールにとても忠実なバンドでありながら、ファンクやディスコサウンドと、歌謡曲的なベタ感をミックスしていくことで今の時代のロックンロールを作り出しているバンドだ。その“ミックス感覚”を持つバンドの存在自体のポップさが業界でも話題となり、じわじわと動員や知名度を伸ばし続けて来た。
そのOKAMOTO’Sのギタリスト、オカモトコウキの言葉が今、話題となっている。「『音楽のルーツが00年代邦楽に収束されるバンドとシーン』に関しては、やはり僕はどうしても抵抗を覚えてしまう。00年代邦楽は大好きだし、それだけでここまで出来るのは凄いと思うのだけど、プロのミュージシャンの音楽の主たる参照点がそこだとこの先日本のロックが先細りしていってしまうんじゃないかという危機感を覚える。」というツイートが190回を越えるリツイートをされ、さらにオカモトコウキは「僕の言ってる事は往年のロックなおっさんとかが若者に『昔のロックきけや~』って言ってるのと大して変わらないのかもしれない。『音楽とか、歌詞が良ければなんでもいいよ、感覚が古いよ』と言われたら終わりかも。でもどうして僕の感覚的に受け入れられない。どうしても。」と続けた。
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