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お笑い評論家・ラリー遠田の『2013年お笑い総決算!』【賞レース編】

 昨年の例で言えば、COWCOW多田には「あたりまえ体操」という強力な持ちネタがあり、バイきんぐの小峠英二には「なんて日だ!」というキャッチーなフレーズがあった。ネタを磨いて賞レースを制してからは、ネタ以外の部分で自分たちの魅力をアピールしていく必要があるということだろう。

 また、お笑い賞レースという枠には当てはまらないが、今年最も人気があった芸人は誰なのかを示すデータも存在している。オリコンの「2013年ブレイク芸人ランキング」では、大久保佳代子(オアシズ)が1位。ニホンモニターの「2013年テレビ番組出演本数ランキング」では設楽統(バナナマン)が1位に輝いた。

 今年はキンタロー。、やしろ優をはじめとして数多くの女性芸人が活躍していたが、大久保の勢いは群を抜いていた。下ネタやセクハラを堂々と自分の武器にしたことで、同世代の女性を中心に熱狂的な支持を得た。

 設楽は、「テレビ番組出演本数ランキング」で昨年に続いて2年連続の1位。有吉弘行、後藤輝基などの新世代MC芸人が台頭する中でも、帯番組を持っている設楽の安定感が秀でていた。今年は、帝王・設楽に、女帝・大久保がどれだけ迫ることができるのだろうか?
(文=お笑い評論家・ラリー遠田)

最終更新:2013/12/31 10:00
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