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SMAP成功の影に光GENJI挫折あり “最後のスーパーアイドル”がジャニーズに残した教訓
2013/12/26 09:00
リアルサウンド
また、光GENJIの現状は楽観視できるものではないかもしれないが、ネガティブな側面だけではないと、前出の記者は語る。
「内海光司と佐藤アツヒロは、今もジャニーズ事務所に所属し、舞台を中心に活動を続けています。ベテランの舞台役者として、後輩からも頼られる存在のようです。大沢樹生とともにグループを脱退した佐藤寛之は、ライブを中心に音楽活動を継続しています。2011年6月には諸星和己、山本淳一と共に、TUBEの東日本大震災復興応援歌『RESTART』に参加しました。また、メンバー間では今も交流があるようで、山本のブログに大沢が登場することもあります。メンバーの多くはインタビューなどでたびたび、光GENJI時代のことを『あの頃があったから今の自分がある』と、肯定的に捉える発言をしており、その絆が深いことを伺わせます。時代に翻弄され、栄枯盛衰を味わいながらも、現状をしっかりと受け入れているのは、立派なことなのではないでしょうか」
時代の寵児として活躍しながらも、アイドルブームの仇花として人々の記憶から薄れつつある光GENJI。しかし、彼らが芸能界に残した足跡は、後輩のジャニーズたちにとって学びの多いものであることは間違いないだろう。
(文=松下博夫)
最終更新:2013/12/26 09:00