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離婚発表の鈴木紗理奈とTELA-C レゲエシーンでの評価とは?

【リアルサウンドより】

 10月下旬の離婚報道から約1カ月、「すれ違いで生じた溝を埋めることができ なかった」ことを理由に、12月3日に正式に離縁することを発表した鈴木紗理奈とTELA-C。5年間の結婚生活に終止符を打ったことで世間の注目を集めた両者だが、この2人の共通項、そして出会いは言わずもがな“レゲエ・ミュージック”である。音楽一筋で国内レゲエ・シーンのトップを目指すべく活動してきたTELA-CことINFINITY16と、鈴木紗理奈ことMUNEHIROを結びつけたきっかけとはいったいなんだったのか。

 そもそも鈴木紗理奈がレゲエ・シンガーとして活動を始めたのは2003年。彼女がレギュラーで出演している『めちゃ×2イケてるッ』(フジテレビ)が高視聴率を叩き出しているさなかの時期であったが、それから2年後の2005年に本名(宗廣華奈子)である“MUNEHIRO”名義でデビューを果たす。いまでこそMUNEHIRO=鈴木紗理奈という当たり前の方程式が成り立っているが、デビュー当初は“鈴木紗理奈である事実”を公表していなかった。それは“鈴木紗理奈”というバラエティ・タレントとしてのパブリック・イメージが、音楽活動へなんらかの支障を来すのではないか、という彼女なりの配慮で、つまりMUNEHIROとしての活動まで“バラエティの一環”として受け止められることを彼女自身が拒んだ、ということでもある。

 実際にMUNEHIROとしての活動にはバラエティの“バ”の字もなく、その本気度は徐々に国内のレゲエ・シーンに浸透し、その正体が“鈴木紗理奈”と明らかになっても、アーティストやリスナーが彼女を好奇の目で見ることはなかった。その一端を担っていたのが、MUNEHIRO自身が“現場”と呼ばれるクラブに足繁く通っていたことも大きく作用している。「現場を知らないアーティストがクラブ・ミュー ジックを語るな」という暗黙の了解が存在する日本において、鈴木紗理奈の連日に及ぶクラブでの目撃情報は絶えなかったが、それは「MUNEHIROとしてデビューを果たし、レゲエを好きと言ったとしても、これからも学ぶことはたくさんある」という知識欲の塊であった彼女にとって、至極当然の行動だったのだろう。

 デビューの翌年には早くもセカンド・アルバム『Up and Coming』をリリースしたMUNEHIROだったが、この作品で後に旦那として迎え入れるTELA-Cと「集会」なる曲で共演している。“にわかアーティスト”を嫌悪する傾向にあるクラブ・ミュージック・シーンにおいて、確かな実績を持つINFINITY16が参加したことは、「私がレゲエの虜になったのは1990年前後」と話しながらも、そのMUNEHIRO の真摯な態度にTELA-Cが共鳴したからだろう。また、「海外の文化を受け入れても日本人としての誇りを持ちたい」と話していたMUNEHIROの想いと、ジャマイカ~NYにおよそ2年半の長期滞在し海外デビューのチャンスを手にするも、学び得たことを日本に還元したいというTELA-Cの気持ちがリンクしたことは、ふたりの距離感を一気に縮めたに違いない。そんなふたりの出会いは紗理奈がMUNEHIROとして活動を始める前後のことだが、この共演を機に“いち女性である鈴木紗理奈”と“いちアーティストであるMUNEHIRO”は、TELA-Cと“ Up and Coming=うまくいきそう”と感じることができたのではないだろうか。

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