日刊サイゾー トップ > その他  > アリス十番を脅迫の男逮捕……一部アイドルファン「暴走」の背景事情とは?

アリス十番を脅迫の男逮捕……一部アイドルファン「暴走」の背景事情とは?

【リアルサウンドより】

 アリス十番のセンターを務める立花あんなに「殺害予告」などの脅迫をしていたとして、福井県大野市の会社員・安川昌吾容疑者が2月16日に逮捕された。安川容疑者はTwitterでフォローしてもらえなかったため、少しでも彼女の気をひくつもりで、過激な投稿を繰り返していたようだ。

 アイドルがファンとトラブルになるケースは他にもある。2014年1月には、AKB48の岩田華怜(15歳)に結婚を申し込み、断られた男性がAKB運営らを提訴している。男性は握手会にて、岩田華怜に「8年後か10年後かわからないけど、結婚してください」と伝えたところ、「ホントそういうのやめてください。迷惑なんで…」と断られ、握手レーンから追い出されてしまったが、男性は運営側が作意的にそうするように仕向けたと主張し、握手の権利などの賠償を求めているとのことだ。2013年の12月には、乃木坂46の運営委員会が公式サイトにて「ファンのみなさまへのお願い」と題して、マナーを守れないファンに対してイベント参加禁止を含む処置を講じる警告を行ったことも記憶に新しい。

 トラブルを起こすのはごく一部のファンとはいえ、最近のアイドルグループにはこうした事例が目立っている。アイドルカルチャーに詳しいライター・物語評論家のさやわか氏は、その理由を次のように分析する。

「昔からアイドルや芸能人に対し、熱を入れすぎたファンが過激なアプローチをすることはありましたが、最近そういったケースが目立つとしたら、昨年あたりからファンとアイドルが直に『接触』する握手会のようなイベントがますます重視されるようになったことが、ひとつの要因なのかもしれません。それによって、アイドルに本気の恋をしてしまう『ガチ恋』のファンがより増えることはあるのではないでしょうか。もちろん、ガチ恋自体はとがめられるものではありませんが、そういうファンが増えたことにより、節度を守ることができないひとが目立ってきているのかもしれません。アイドルが自分に対して興味を持っていると錯覚したり、逆に興味を持ってくれないことに対して逆恨みをしたりといったケースは、『接触』の機会が増え、アイドルがファンを認知し、好意的に見ているという錯覚が起きやすくなっているせいもあるのではないでしょうか」

12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真