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テレビ辛口研究所

笑ってはいけない謝罪会見!? 佐村河内守氏が「コントっぽかった」理由を構成作家が完全分析

「用意周到な面がある一方で、ついキレちゃったり、怒りに燃えて手話を通さず話しちゃったりする“凡ミス”は、本人が面白くしようとしていないことがわかりますよね。だからこそ、見ている側も『どこかでやらないかなー』とワクワクしちゃうんですよね」

 本来は笑ってはいけない事件だが、その面白さは、「今年の『R-1ぐらんぷり』に出たら、ぶっちぎりだっただろう」という。こうなると、大変不謹慎ながら、ついつい「新作コント」も見たくなってしまうが……。

「佐村河内氏の会見がすごく面白かったのは、見る側の問題もあると思うんですよ。たとえば、マック赤坂の政見放送も、かつてはすごく新鮮で面白かったのに、今年はちょっと違うところにいっちゃったというか、変わってしまった印象がありましたよね。これは、見る側にドキドキ感がなくなってきたせいもあると思うんです。緊張感が高まったところで訪れる、新鮮な面白さ。佐村河内というキャラ芸人のような、『一発の面白さ』は大きいと思います」

 コントのような爆発的な面白さは、やはり限りなく「笑ってはいけない」状況が作り出した、奇跡的な瞬間的面白さだったのかもしれない。

最終更新:2014/03/19 08:00
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