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リリー・アレン、新作『Sheezus』でビヨンセ、ガガらを挑発! 過激なリリックに込めた真意とは

リリー・アレン − ハード・アウト・ヒア(日本語字幕入りver.)

【リアルサウンドより】

 彼女ならではの解釈でビッチ論を繰り広げた先行シングル「Hard Out Here」も話題になったリリー・アレン。先行シングルの段階で「こんなに過激だなんて、アルバム本編はどうなっちゃうの?」と全世界が見守るなか、とうとう彼女の5年ぶり、3作目となる新作アルバム『Sheezus』が発表された。

 アルバム・タイトルは「シーザス」と読む。どこかで聞いたことのあるタイトルじゃない? そう、あのカニエ・ウエストが2013年に発表した傑作アルバムのタイトルである『Yeezus』を引用したもの。「カニエ=Kanye」と「神=Jesus」を掛け合わせた造語として話題になったこのワード、カニエの「Ye」の部分を、リリーは<彼女=She>に置き換えて、そのまま再利用しちゃうとは!

 ヒップホップ・アーティストの枠を飛び越えた、前衛的な内容が賞賛された『Yeezus』だけど、本編のリリー・アレンは、独自のフェミニズムを武器に、好き勝手に『Sheezus』ワールドを展開。とはいえ、壮大で深淵そうに見えるアルバム・ジャケットも本人曰く「あまり真剣に取られるべきものではないわ(笑)」と語っているくらいだし、アルバム全体に関しても「このアルバムにコンセプトがあるわけではない」と断言しているほど。もしかして、このアルバム自体がリリーによるドッキリ企画なんじゃ? と思わせるほどの軽薄さ。一体、リリーが『Sheezus』で表現したかったことって何?

Lily Allen – Sheezus(Official Video)

 そもそも、妊娠・出産を機に、長い休暇に入っていたリリー。2011年には長女エセル・メアリーちゃんを、そして2013年には次女となるマーニー・ローズちゃんを出産。過去に二度の流産を経験しているだけに、2人の子宝に恵まれ、とても満たされた生活を送っていたはず。そんな彼女が歌手活動を再開することは、大きな決断だったのでは?

「作曲を始めたのは、純粋にまた書きたいと思うようになったからよ。第二子が生まれた後、7~8カ月くらいに経った段階で、ある程度の数の曲が出来上がったの。そこで、アルバムとして出すことにしたのよ。

 私は、何について書きたいか、というはっきりとしたアイディアを持って作曲することはないの。日常的に自分の周りで起こっていることや、家族や友達との会話の内容にインスパイアされる。既成観念によって動かされるのは避けたいと思っているわ。そうするとわざとらしくなってしまい、新鮮ではないと感じるようになるからね」

 至極ナチュラル! あくまで自然にアーティスト業に復帰した様子で、その結果、彼女らしさを損なわず、むしろ、さらにリリー節を尖らせた楽曲を送り出すのだから、二児のママになっても錆びない彼女の感性には驚くばかり。ただ、ママ業と歌手業を両立させるライフスタイルにはやはり変化があったのだとか。

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