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AKB48劇場公演再開後に期待されることは? アイドル評論家「秋葉原にとって大切な場所」

【リアルサウンドより】

 岩手県滝沢市で開かれた握手会でメンバーらが切り付けられた事件を受けて、5月26日から休館していたAKB48劇場の公演が6月2日、再開された。

 「NHK NEWS WEB」によると、AKB48劇場は警備体制を見直した結果、劇場内に刃物などを持ち込ませないよう金属探知機を導入したほか、ステージと客席の間に柵を設け、警備員を増やす対策を取ったという。また、再開初日の劇場内は、秋葉原を管轄する警視庁・万世橋警察署の警察官6人が特別に警戒に当たったとのことだ。(参考:NHK NEWS WEB「事件後初 AKB48が秋葉原で公演再開」

 ほか、公演終了後の定番となっていた、メンバーと観客とのハイタッチが行われなかったり、普段は自由に出入りができる劇場ロビーの入場が制限されたりと、これまでの公演とは異なる措置が取られ、残念がるファンの声もあった。

 AKB48劇場公演の再開について、アイドルカルチャーに詳しい放送作家のエドボル氏は次のようにコメントを寄せる。

「劇場公演が再開されたのは喜ばしいことですが、現在はまだ入場できなかったファンのためのモニター観覧ができていない状況です。モニター観覧は、AKB48に興味を持ち始めたファンにとって入り口となるもので、秋葉原の観光名所としても機能していました。AKB48劇場は、今の秋葉原の文化を形作る、大きな要素のひとつであり、近隣の飲食店や施設などにも影響を与えています。安全性を確保することはもちろん大事だし、ファンもしばらくは大変な思いをするかもしれませんが、みんなで協力して、今まで築き上げてきたものを少しずつ取り戻していきたいですね」

 AKB48に限らず、地域に根ざした活動を展開し、文化として定着しつつあるグループは少なくない。握手会での事件を受けて、いかに安全を確保しながらイベントを維持していくかが課題となっている現在のアイドルシーン。貴重な文化を守り育てていくためには、アイドル自身や運営側の気遣いはもちろん、ファンの理解と協力がいっそう大切になりそうだ。
(文=松下博夫)

最終更新:2014/06/04 11:05
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