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DJ和が語る、J-POP&アニソンDJの可能性「日本発祥の楽しみ方で海外に負けない規模を作る」

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【リアルサウンドより】

 DJ和が7月2日、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の10周年を記念したMIX CD『ノイタミナ10TH ANNIVERSARY BEST MIXED BY DJ和』をリリースする。

 「ノイタミナ」の10年史であると同時に、「J-POP・ロック」の10年史でもある今作。制作する中で感じた10年間での音楽の変化や音楽を聴く環境、さらにはDJやMIX CDにおける今後の可能性についても深く語ってもらった。

「ノイタミナはアニメを『全員ごと』にした」

――『ノイタミナ10TH ANNIVERSARY BEST MIXED BY DJ和』は、ノイタミナというアニメ番組枠の10年史であると同時に、J-POP、ロックの10年史にもなっています。制作にあたってどんなコンセプトを立てましたか。

DJ和:今までは企画からコンセプト、選曲も曲数も自分たちで作っていくのが普通でした。でも今回はノイタミナ10周年っていうことと、これだけの楽曲がある、という提案からいただいたので、いつもとは取り掛かり方が違っていたんですよね。それに、ノイタミナには作ってこられた方やファンの方のいろいろな気持ちがあるので、「いつもより責任重いな」と思っていました(笑)。僕自身、ノイタミナはずっと見ていましたし、他のアニメも好きです。アニソンというジャンルで見ると、ノイタミナの作品のオープニングやエンディングは、オシャレというかJ-POP寄りというか、すごくロックだったり青春モノだったり、他のアニメとは違うブランディングが確立されていると思っていて。だから、単純に良い曲の詰まった、1枚のミックスとして楽しめるものになると思っていましたね。

――これまでDJ和さんは、アニソンをまとめたDJ MIXもリリースしていますが、今回はそれともスタンスが違いますよね。

DJ和:そうですね。アニソンのようなテンポが早くていわゆる萌え系みたいな曲は、クラブでも流れるんですけど、そういうものは、お客さんはワッと反応するんですよね。でもノイタミナMIXの場合は、みんなもっと思い出に浸ったりして、じっくり聴くようなところがあります。そこは違いますね。

――たしかに、最初に「ハチクロ」のオープニング曲になっていたYUKIさんの「ドラマチック」が流れてくると懐かしい気持ちになります。ノイタミナはずっとご覧になっていたということですが、ノイタミナについてはどんな印象を持っていますか?

DJ和:一際目立っていたというか尖っていた印象がありますね。何か新しい感覚で「こういう枠があるのか」と新鮮に思った記憶があります。最初にちゃんと観たのは「のだめカンタービレ」かな? 最初の方の「のだめ」や「ハチクロ」の雰囲気で「こういう感じ」というノイタミナのイメージを僕は持ったし、観ている人もわかったんじゃないかなと思います。

――スタイリッシュな絵柄で、他のカルチャーが好きな人も楽しんできた印象です。

DJ和:そうですね。「アニメ好きの枠を広げようとしている」という感じはノイタミナさんにすごく感じます。アニメっていうものを「全員ごと」にしたというか、誰にでも当てはめられるようにしたと思います。

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