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人間椅子・鈴木研一が影響を受けた10曲「2010年代も真ん中なのに、70年代HRに惹かれちゃう」

「これを聴いてぶったまげるかどうかで、ハードロックの素質があるかどうか分かれる」

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――では、ディープ・パープルの「SPEED KING」。

鈴木:(ディープ・)パープルは、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「ハイウェイ・スター」も良いけど、スタジオ盤だと今ひとつおとなしくて。でも「SPEED KING」はスタジオでも音がすごいので、この曲にしたんです。ほんと、リッチー・ブラックモアは天才ですよ。「スモーク・オン・ザ・ウォーター」で、キーがGで弦2本のコードルートでリフを作るっていうのを最初にやったのはリッチー。その功績は大きいですよ。

――次は、ユーライア・ヒープの「EARY LIVIN’」。

鈴木:ユーライア・ヒープは、パープルに似てるけど、一番違うのはオルガンがすべてのバンドってところ。ケン・ヘンズレーのオルガンがとにかくすごい。オルガンのハードロックって意味で、若い人に聴いてほしいですね。

――そして、ブルー・オイスター・カルト「TRANSMANIACON MC」。

鈴木:俺、ブルー・オイスター・カルト大好きなんですよ(笑)。高校生のときに弘前のレコード屋で見つけたファースト『狂気への誘い(Blue Öyster Cult)』のジャケットがカッコよかったですね。ハードロックは大体ブリティッシュだけど、アメリカのブリティッシュを取り入れたバンドは、いかにもアメリカらしい匂いがあるんですよ。あとブルー・オイスター・カルトは、「死神((Don’t Fear) The Reaper)」と「ゴジラ(Godzilla)」を聴いてほしいですね。

――では、ドイツのバンド、スコーピオンズの「CATCH YOUR TRAIN」。

鈴木:スコーピオンズの良いところは、ウルリッヒ・ロートっていうジミヘン好きの速弾きギタリストがいるところ。最初聴いたときに、どんだけ速いんだって思いましたね。リッチーもジミー・ペイジも速いけど、意外と手癖が強い。この人は美しいメロディを速弾きするのがすごい。この曲は、キャッチーなメロとシンプルな構成とすさまじいソロが1曲にバシッと入ってる。これを聴いてぶったまげるかどうかで、その人のハードロックの素質があるかどうか分かれると思います。

――そして、メタルゴッド、ジューダス・プリーストの「VICTIM OF CHANGES」。

鈴木:ジューダスはA級バンドだけど、でもファーストから3枚目くらいまでは、今ひとつ突き抜けないB級な感じがあって、その頃の方が好きなんです。思いっきりサバスに影響された曲だけど、とにかくロブ・ハルフォードの歌がすごい。低音からハイトーンで3オクターブくらい使うんです。ジューダスは、リフも良いし、80年代のもカッコいいけど、歌から入りたい人にはこれだと思って挙げました。

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