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スターの孤独を目の当たりにして、一番大切なものが見えてきた……あゆの元カレ“マロ”内山麿我の現在

maro_yasai.JPG「まろ農園」でのショット(オフィシャルブログより)。

――ワクワクですか!?

マロ 今「まろ農園」としてやらせてもらっているところは、完全無農薬なんですよ。そこの野菜は笑ってる。笑ってるんです。「おお! おまえスッゲーな!!」って言いたくなる感じ。目指しているのは、完全無農薬の無肥料ですね。

――俳優、ミュージシャン、そして農園……ジャンルはバラバラですが、マロさんの活動は行動理念が一貫しているように思います。

マロ 全部「世界平和」っていう基軸の中でやってます。もし俺が有名になって某化学調味料メーカーからCMがきても、それは絶対に受けないと決めてます。それを宣伝して本当にためになるのかっていうのは、吟味しなきゃいけないと思う。

――「世界平和」って、もはや誰も言わなくなってしまいましたけど、よくよく考えたら大事ですよね。

マロ ホームレスをしていたとき、正直生きるも死ぬも、どっちでもいいと思ったんです。生きるって、死の世界から見たら罰則なのかもしれないと。ただ「生きること」が100%正解ではないかもしれないけど、誰かが死んだら絶対に悲しがる人がいる。それはよくない。

――誰もが憧れる「スターとの恋」と、その後のどん底生活と、2つの究極を体験しているからこそ、言葉にも重みがあります。

マロ そういう経験ができたことは、本当に感謝してます。

――マロさんもここ数年間、いろいろありすぎるほどあったと思いますが、浜崎さんも今年再婚され新たなスタートを切られました。結婚の話を聞いたときは、どういう気持ちでしたか?

マロ 「あ、早いな」って思いました。でも、時間なんか関係ないし、自分で決めたっていうのが大事なんじゃないでしょうか。変にショックとかはなかったです。

――浜崎さんと同じアーティストという土俵に立って、見えてくることも多いんじゃないかと思うのですが。

マロ あゆは孤独だったんだろうなって、今は思いますね。バックダンサーとして活動していたときも、心のどこかでは自分がステージの中央に立ちたいって思っていたのかもしれない。だけど、間近でトップアーティストを見ていて、なんて苦しい職業なんだろうなと。売れたら売れたでお金も入ってくるけど変な人も寄ってきて、悪口言われたりバカにされたり。だからその時は、彼女をバックアップする仕事にまい進しようと心に決めていました。だけど、こんなふうになって……自分では悪いことをしたつもりはないですけど、だったらもう自由にやろうと吹っ切れました。今、アイドルユニットをプロデュースする話が進んでいるんですけど、アイドル志望の子には「マジで辞めたほうがいいよ」って言ってます。それでもやり切る覚悟が必要だから、絶対いいことないし、幸せにはなれっこないと。

――それは、浜崎さんを見て感じたことですか?

マロ 思い通りになんでもできる一方で、自分が悪者にされることは多々ある。周りからは幸せだと思われるかもしれないけど、その分、大きな闇も抱えてるんです。お金がいっぱいあって、シャネルやバーキンをたくさん持っていても、でも本当にそれ必要なの? って。紙袋1つでいいんじゃないかって思ったりしますよ。

――マロさんは、その境地にたどり着いたんですね。

マロ ワニ革もファーもいらないですよね、人生には。

――浜崎さんの旦那さんに何かアドバイスをするとしたら、どんなことを言いたいですか?

マロ そうですね……常に笑顔でいてあげてほしいですね。腹の立つことも、たくさんあるとは思いますが。まぁ、離婚してる俺が言うんじゃねぇって話ですけど(笑)。

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