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ももクロ、モー娘。から、リリスク、ベルハーまで…動員力から考察するアイドル界の現在

【リアルサウンドより】

 活況が続くグループアイドルシーン。CD不況の今、ライブアイドルにとってワンマンライブでの動員力は人気を示す最も分かりやすい指標となっている。2014年9月現在においてその状況はどうなっているのか。データをまとめ、分析して行こう。

(※表の詳細は<IDOL NEWSING『アイドルライブ動員数表』>を参照のこと)

アリーナクラスに返り咲くモー娘。 武道館級の増加が意味すること

 まず国立&ドーム級(約4~7万人)から。48系、ももいろクローバー、Perfumeなど、トップの動員力を誇るグループがここに位置している。国立競技場は国内最大規模の会場であるため、今後は連続開催日数で動員力を推し量ることができそうだが、あまりそこに意味はないかもしれない。彼女たちは既にこの規模以下のグループとは別のルールでショービズ界を成り上がるゲームを戦っているからだ。それは芸能界や音楽業界で人気を維持、拡大し続けることだったり、海外進出だったり、といった具合に。

 続いてアリーナ&武道館級(約6000~2万人)だが、まずBABYMETALに触れておきたい。さいたまスーパーアリーナでの公演を来年1月に控えているが、今年7月からフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本を回るワールドツアーを行い、レディー・ガガのアメリカツアーに帯同したりと、その人気は既に世界規模。動員力表ではここに置くしかないが、実際にはこの枠には収まらない異質な存在といえる。

 続いてはモーニング娘。だが、2010年12月以来、約4年ぶりに横浜アリーナで単独コンサートを行うことを発表している。4年ぶりにアリーナクラスに返り咲く、というわけだ。人生を娘。に捧げた道重さゆみというアイドルの卒業公演でもあり、これをブースターとして年末の紅白歌合戦への切符を狙っている。

 そしてでんぱ組.inc。来年2月にキャパ1万人の国立代々木競技場第一体育館での2days公演を控えている。48系、ももクロ率いるスタダ系、ハロプロ系、BABYMETALに続いて、勢いのあるグループといえる。

 この動員力表で最も注目すべきは、武道館クラスのグループが増加していることだ。Berryz工房、℃-ute、東京女子流、SUPER☆GiRLS、E-Girls、チームしゃちほこ、9nine、ベイビーレイズ、スマイレージと、数年前に比べて実に数多くのグループが武道館規模の人気を獲得している。これはつまりAKBだけ、ももクロだけの”専オタ”だけでなく、アイドルの多様性が世間的にも認められ、「アイドル」というジャンル自体のファンが増加したことを証明している。このことはのちほど詳しく説明する。

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