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“メガネのイメージ0”だらけの「メガネベストドレッサー賞」に失笑……May J.には「メガネ特別賞」

akb1021.jpgAKB48は2度目の受賞(写真は3年前の受賞式)。

 今年で27回目となる「今メガネのもっとも似合う各界の著名人」を選出する「日本メガネベストドレッサー賞」の授賞式が20日に行われ、受賞者に対し「メガネをかけてるイメージのない人ばかり」と失笑が起きている。

 1988年にスタートした同賞は、メガネ業界関係者の商談展「IOFT」内で、毎年授賞式を開催。当初は、逸見政孝やさだまさし、ケント・デリカット、大島渚、古館伊知郎など、メガネの愛用者が多く受賞していたが、近年はメガネをかけている印象の薄い著名人が多く選出されるようになった。

 特に今年は、石原さとみ(芸能界部門)や高嶋ちさ子(文化界部門)、甘利明経済再生担当大臣(政界部門)といった、メガネの印象のない著名人が目立ち、さらにこれまで1枠だった「今後メガネをかけてほしい人」に送られる“特別賞”を、今年は2枠に増設。2011年に続き2度目の受賞となるAKB48(サングラス特別賞)と、May J.(メガネ特別賞)が選出された。

「“この手の賞”は、ファッション関連だけでも『ベストドレッサー賞』『ベストジーニスト』『ベストフォーマリスト』『ベストレザーニスト賞』『COTTON USAアザード』など、無数に存在。類似した賞も乱立しており、例えば『最も輝くファッションリーダーである美脚女性』を選出する『クラリーノ美脚大賞』を上戸彩が受賞したかと思えば、『素足を美しく保っている著名人』に贈られる『素足ビューティーアワード』に菜々緒が選ばれるといった具合。中でも『日本メガネベストドレッサー賞』は、特にメガネのイメージがない有名人が選ばれることも多く、近年は異論が巻き起こっています」(芸能記者)

 これらの賞が、マスコミ集めを目的としたものであることは言うまでもないが、乱立する背景にはほかの理由もあるという。

「通常、PRイベントに人気タレントを呼ぶと、数百万円のギャラが発生しますが、『賞に選ばれた』という体裁だと『お車代』の名目で数万~数十万円で済み、さらに宣伝感が全面に出ない分、マスコミも集まりやすい。中には“一般投票”をうたう賞もあるようですが、タレントのスポンサー問題はかなり面倒くさいもの。それに忠実に行ったとしたら、男性受賞者はジャニーズで埋まってしまうでしょう」(同)

 主催者と受賞者にとって、いいことずくめの“この手の賞”。しかし、世間も“にぎやかし”であることは、認識済みなのかもしれない。

最終更新:2014/10/21 16:00
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