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オープンなももクロ&しゃちほこに、ハイタテキなエビ中!? “スタダ三姉妹”の棲み分けを解説

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『ハイタテキ! (初回生産限定盤A)(DVD付)』

【リアルサウンドより】

 私立恵比寿中学が11月3日に横浜アリーナ、8日には神戸ワールド記念ホールにて『私立恵比寿中学 東西大学芸会2014「エビ中のおもちゃビッグガレージ」』を開催する。また、11月5日には新シングル『ハイタテキ! 』をリリース、勢いを感じさせる活動が続いている。姉妹グループであるももいろクローバーZ、チームしゃちほこもそれぞれに活躍中。ももクロは笑福亭鶴瓶とともに出演する新レギュラー番組『桃色つるべ~お次の方どうぞ~』(関西テレビ)が来年1月よりスタートすることが決定、TVでの活躍も目立つ。一方、チームしゃちほこは11月から初のホールツアーを行うなど、ライブの規模を拡大中だ。いま、勢いに乗っている彼女たちはスターダストの芸能3部に所属し、通称“スタダ三姉妹”とも呼ばれているが、その棲み分けはどのように行われているのか。アイドルカルチャーに詳しい編集者・ライターの岡田康宏が解説する。(編集部)

 現在のアイドルブームを指す言葉として「アイドル戦国時代」という言葉が定着して久しい。僕は2011年1月に 『「アイドル戦国時代」がやってきた!』というサブタイトルの新書『グループアイドル進化論』を岡島紳士氏との共著で出しているのだが、その本を書いているころは「いまのブームはアイドルブームではなくAKBブームだ」とか、「『アイドル戦国時代』なんて言葉は1年もすれば忘れられるだろう」とよく言われたものだ。

 おそらくこの「アイドル戦国時代」という時代に、もっとも上手く乗ったのがスターダストの芸能3部だろう。女優・モデル事務所としては一流ながらアイドルには実績のなかったスターダストは、この数年でスタジアムクラスを満員にするももいろクローバーZを筆頭に、私立恵比寿中学、チームしゃちほこと武道館クラスを完売させるグループ3組を要するアイドル界の一大勢力へと成長した。スターダストのアイドルグループの特徴は、少人数でメンバー個々のキャラクターを生かしたスタイルや、特定のプロデューサーを置かない方針など、現在の最大勢力であるAKB48系のグループに対するカウンター的な意味合いも強いが、同時に同じ事務所内での、3グループの棲み分けもまた絶妙だ。

 長女にあたるももいろクローバーZは、すでに大ブレイクしていたAKBに対して、AKB劇場すぐ裏のUDXシアターでの連続公演を開催するなどゲリラ戦的な活動から入り、個々のキャラクターを生かした、尖ったパフォーマンスで芸能人やクリエイターのファンを増やし、積極的なコラボ策でファン層を広げていった。この長女の性格を色濃く受け継いいでいるのが三女にあたるチームしゃちほこだ。名古屋城での路上ライブから活動をスタートさせたチームしゃちほこは、メンバーの人数やイメージカラーなど無印時代のももクロのものをそのまま受け継いでおり、SKE48によってアイドルファンの土壌が温められていた名古屋を拠点に急成長。CDデビューから、およそ2年で日本武道館公演を完売させるところまで辿り着いた。

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