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「私は2年後、AKB48にいない」 峯岸みなみと加藤玲奈が明かす、グループの世代交代と今後

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AKB48の1期生としてグループを率いる峯岸。(写真=竹内洋平)

「チーム4のメンバーは第二の同期や娘みたいなもの」(峯岸)

――2013年、2014年は『大組閣祭り』や『選抜総選挙』と、新生チーム4にとっては初めての出来事が続きました。チームを率いる峯岸さんの目に、若手メンバーの反応はどう映りましたか。

峯岸:若い子だらけのチームなので他のメンバーと違って、一緒にやってきたメンバーとチームが離れて活動するということを味わっていなかったぶん、どのチームよりも衝撃が大きかったと思います。私も結成から半年経って、チームが良い感じになっている時に組閣が起こったことに対しては、勿体ないような、寂しいような気もしていました。でも、彼女たちは私の言うことを信じて一緒にやってきたところがあるので、私が気丈に振る舞っていれば「あ、大丈夫だ」って思ってくれるんじゃないかなって。とにかく安心させるための言葉をかけたし、正直、本音じゃないことも沢山投げかけました。

――いち個人の感情よりも、グループを鼓舞することに徹したと。

峯岸:本音を言ってしまうと寂しいけど、それを私が言ってしまうと「そうだよね」と収集がつかなくなるので、嘘をついてでも安心させようと思って話しました。初めてキャプテンを務めたチームでしたし、研究生になってからの期間を一緒に過ごしてきて、第二の同期みたいな感覚や、自分の娘みたいに思えるところがどこかであったので、思い入れが強いぶん寂しかったです。

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新生チーム4のメンバーとして活躍する加藤。(写真=竹内洋平)

――劇場公開版では、主に2013年前半~2014年のことが描かれています。Blu-ray&DVDには特典として「A to Z」やディレクターズカット版が入っていたり、補完や補足にもなると思うのですが、改めてこのパッケージ化にあたって、2013年前半~紅白までの間に起こった印象的な出来 事を振り返ってもらえますか。

加藤:2013年の総選挙で圏内に入れなかったことが、自分の中では大きな出来事です。期待されているぶん、総選挙って本当にイヤで(笑)。圏内に入らなきゃいけない立場なのに入れなかったのが悔しくて、高橋朱里ちゃんと帰りのバスで号泣して、その日の全部を涙で出したってくらい泣いた記憶があります。そのときは「来年頑張ろう」とも思えないくらい悔しかった。でも、今年は2013年に出来なかったことをやろうと思って、総選挙についても、自ら発言とかもあまりせずに、「総選挙がんばりまーす」くらいの感じだったんですけど、今年は圏内に入らなければ卒業することも考えていたくらいです。

峯岸:2013年は…自分が世間を騒がせてしまった出来事から始まったので、人生においても絶対忘れない1年になりました。本当に、そこから学んだことも多くて、研究生に降格になったことで、劇場公演の大切さを改めて実感しましたし、同期が家に頻繁に来て励ましてくれていました。と同時に、同期や秋元才加などがどんどん卒業して新しい道を歩んでいるなか、自分はまた研究生からスタートする現実に愕然としました。でも、そこで出会った研究生と同じチームになれたし、真っ暗な中で少しずつ光が差してきて、それが本当に大切なものだったり、今まで当たり前だったことがありがたく感じられる機会だったし、人に沢山感謝をした年だったなと思います。

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