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鈴木一郎、夏目漱石、織田信長……表札の見本に使われがちな有名人の名前って?

「徳川家康」得票数23

 群を抜いて見本に採用されていたのが家康。武将としての人気では織田信長に譲るような印象だが……、堂々とした字面がいいのだろうか。家が栄える、といったイメージ付けもあるのかもしれない。

 と、福沢諭吉を除いて武将・武士が独占! 体育会系全盛といった勢いだ。

 ちなみに5位以下だと、「夏目漱石」「伊藤博文」「聖徳太子」など文系男子の名も並ぶ。それにしても、「聖徳太子」と書いてある表札って面白い。近所にそんな家があったら、勢いで訪ねてみたくなるではないか。

 その他、気になったところでは、「鈴木一郎」という名が結構使われていたのだが、これはあの野球選手のイチローなのかという点だ。イチローであれば「郎」でなく「朗」の字が正しいのだが、私が見つけたものはどれも「郎」のほう。「山田花子」みたいな平凡な名前の例として使っているのか、どっちなのか微妙なところ。また、なぜか「織田裕二」を採用している店が2つあった。「織田信長じゃありふれてるし、裕二いっとく?」という、店長とその妻の会話でもあったのかもしれない

 得票数1で並ぶ中には、「中田英寿」「石川遼」といった名前も。今回の調べで見つけられなかっただけで、人気の名には違いないと思われる。「石川遼」と「最上義光」が並ぶ表札見本の世界は奥が深い。「タイガーウッズ」という、カタカナ書きの表札見本もあった。

 ちなみに、なぜ歴史上の人物の名がサンプルに使用されがちなのか、とある表札メーカーの方に伺ってみたところ、「特に明確な理由があるわけではありません。誰でも知っている名前のほうが馴染みがある、というレベルのものです。あえて言うなら、歴史上の偉人の名前のほうがインパクトがある、というのはあるかもしれません」との回答が。姓名判断的に強運を持つ名だから、などといった理由はないそうである。

 みなさんも、ご近所に表札を扱うお店があったら、ぜひサンプルの名に注意してみてほしい! 地域差なども発見できそうだ。
(文=スズキナオ http://roujin.pico2culture.jp/

最終更新:2017/01/24 17:32
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