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ネット進出に出遅れた女性誌に苦境の波「原稿料は3分の1以下」「10年後には、すべてなくなる……」

 書籍の流通に詳しいジャーナリストの江戸川素生氏も「今後は、デジタルコンテンツ化を進めていくのだろうが、『女性セブン』がWEBニュースの『NEWSポストセブン』に原稿を流してサイトを見た人を紙媒体に誘導しているのに対し、『週刊女性』と『女性自身』は、いまひとつIT化に乗り遅れた感がある」としている。

 前出編集者によると「それこそ4~5万部で頑張っている月刊誌なんて山ほどありますが、そういうところは、もとから経費の切り詰めに慣れていて細々とやっている。でも、女性誌は20年前の感覚で費用をかけてやっているので、売り上げが5%落ちるだけで、かなり厳しくなります。10年後には、すべての女性誌がなくなっているなんてことだって、あり得ないとは言えない」という。

 ある女性誌では昨年、人材の入れ替えで記者を大々的に集めたが、若い人材が集まらず、40代中心の応募ばかりだったとういう話だ。女性誌で長く編集の下請けをしてきたフリーの編集者からは「昔は1ページ5万円で仕事をしていましたが、今は1万5,000円と3分の1以下」という声も聞かれる。ほかの雑誌に比べれば安定していた女性誌も、打開策が必要となってきたようだ。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2014/12/09 10:00
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