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週刊誌スクープ大賞

ジョギングのやりすぎでインポになる!? EDを訴えるランナーが急増中

 ところで、今井照容氏責任編集【文徒】が面白い。

「KADOKAWAが300人程度の希望退職者を募集する。3月末時点で41歳以上かつ勤続5年以上の正社員を対象に、3月2~20日まで募集する。退職日は4月30日。応募者には特別支援金の支給と再就職支援を行うそうだ。確かに、こういう事態は角川ホールディングスが解消し、同社のもとに結集していた各社が経営統合された際から予想されていた。私は今更驚きはしないが、KADOKAWAの社員が『はい、そうですか』と、このリストラを簡単に受け入れる神経が私にはわからない。角川歴彦よ!佐藤辰男よ!松原眞樹よ!君たちは何故に300人をリストラに至らしめた自らの経営責任を問おうとしないのか。順番が逆だろう。まずもって角川歴彦が最大の『戦犯』ではないのか。角川の私財を没収してでも、経営責任を問うべきではないのか。君たちの労働組合は何をしているのか。(中略)こういう局面において無期限ストライキを断行せずして何の労働組合なのか。他人事ながら腹の底から怒りがこみあげて来る」

 KADOKAWAとニコニコ動画のドワンゴは経営統合したが、今のところなぜ両者が一緒になったのか、何をしようとしているのかが見えてこない。図体だけ大きくしていくだけの経営では、いずれ頭打ちになることはわかっていたはずだ。

 経営がうまくいかないからリストラでは、社員はやり切れまい。だが、私のいた講談社でも、2,000億円あった売上を700億円も落としても、経営陣は誰も責任を取らなかった。出版不況の元凶のひとつは、こうしたところにあるのだと、私は思う。

 次に、安倍首相関連の記事を3本紹介しよう。安倍首相の腰巾着の一人NHKの籾井会長が、今年から始まった大河ドラマ『花燃ゆ』を安倍首相の出身地の山口県にしたのではないかと、ポストが疑問を呈している。

 幕末の長州藩士で維新志士の理論的指導者であった吉田松陰の妹・杉文の生涯を描く新大河ドラマ『花燃ゆ』だが、1月4日の第1回の視聴率が関東地区で16.7%、第2回も13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とまったく振るわない。

 関係者の間では、そんな大河ドラマをNHKが製作したのは、NHK側に安倍政権へのおもねりがあると、当初から言われていたそうだ。理由のひとつが、制作発表の遅れだという。

 山口県・萩市の商工観光部観光課課長は、こう証言している。

「NHKのチーフ・プロデューサーがこちらに来たのは(2013年=筆者注)9月のことです。脚本家2人を連れて『山口県に何か大河ドラマの題材がありませんか』などと聞かれ、市内の案内も頼まれました」

 例年なら製作発表が終わっている時期にもかかわらず、題材も主人公も未定で、しかし、舞台となる場所だけは決まっていたようなのだ。

 安倍首相は、かねてから吉田松陰を尊敬していると公言してきた。そして新作発表がなされた後の昨年7月に、地元で開かれた講演会で『来年は長州を舞台にした大河ドラマが放送されると聞いています。松陰先生の妹さんが主人公です』と、莫大な経済効果をもたらす大河ドラマ放送を嬉しそうに語っていたそうである。山口県がメインの舞台となるのは、1977年の『花神』以来38年ぶりのことだそうだ。

 このドラマは、創価学会にも関係が深いという。山口県は池田名誉会長が青年室長時代、学会員を10倍に増やす開拓指導をした場所だそうだ。

 松陰神社から約1キロの距離にある、創価学会萩会館の関係者が語っている。

「吉田松陰が池田先生のスピーチに出てくる回数は数え切れない。先生は『人材を育てた松陰も素晴らしいが、その弟子である高杉晋作らがいたからこそ松陰の名が世に出た(中略)』との主旨の話をされています」

 聖教新聞は今年元旦の紙面で、『花燃ゆ』主演の井上真央のインタビューを掲載している。

 会津藩を描いた『八重の桜』をやったことに腹を立てた安倍首相が、「それなら長州ものをやれ」とNHKにねじ込んだのだろうか。

 現代は、サザンオールスターズの桑田佳祐が紅白で歌った歌が、安倍政権批判ではないかと騒ぎになっていることを取り上げ、「どっちが歴史に名を残すか」という特集を組んでいる。

 サザンオールスターズが1曲目に演奏した「ピースとハイライト」は、紛争の愚かしさや平和的な解決を訴える楽曲で、とくに〈都合のいい大義名分(かいしゃく)で/争いを仕掛けて/裸の王様が牛耳る世は……狂気〉という歌詞は、憲法九条の解釈改憲を皮肉っているともとれる。また、桑田のちょび髭姿や「ビースとハイライト」という選曲は、「安倍晋三総理を独裁者になぞらえた、政権批判ではないか」と、紅白直後からインターネット上で話題になっていた。

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