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小嶋&柏木Wセンター、NGT48設立……AKB48グループがサプライズ連発する背景とは?

【リアルサウンドより】

 AKB48グループが、1月21日から25日の5日間TOKYO DOME CITY HALLで実施した『AKB48セットリストリクエストアワーベスト1035 2015』で、数々のサプライズ発表を行った。

 まずはグループの大きな動きとして、10月1日に新潟県で新グループ・NGT48の専用劇場を設立すると発表。また、HKT48は全国ツアーに島根県・北海道・山口県と横浜アリーナ2days公演を追加することを明かし、SKE48の17thシングルとNMB48の11thシングルは3月31日に同時発売が決定、AKB48は新シングル『Green Frash』(3月4日発売)の表題曲センターを、小嶋陽菜と柏木由紀の2人が務めることが明らかになった。ほかにもSKE48のドキュメンタリー映画の予告編公開や、『マジすか学園』の舞台化、AKB48ヤングメンバーによる全国ツアーやAKB48単独でのさいたまスーパーアリーナ公演など、ビッグニュースが次々と発表された。

 これら多数のサプライズから、グループの今後をどう読み解くことが出来るのだろうか。『「アイドル」の読み方: 混乱する「語り」を問う』の著者であり、AKB48グループに詳しいライターの香月孝史氏は、一連の動きを「それぞれのグループを目立たせるための戦略」と分析した。

「AKB48本体の選抜は、前シングル『希望的リフレイン』が表すように、“48グループ全体の選抜”になりがちです。しかし、今回は選抜を16人に絞ったうえ、AKB48オリジナルメンバーとしてグループを長く支えた柏木と小嶋をセンターに据えました。それに加え、今年は各姉妹グループが初めてドキュメンタリー映画を公開することや、HKT48の全国ツアー、SKE48とNMB48のシングル同時発売など、グループ個々としての動きがより濃くなるような展開を見せています。生駒里奈(乃木坂46との兼任)や宮脇咲良(HKT48との兼任)はAKB48の選抜に残っていますが、この2人はまだ本体の力を借りて、個々のグループにおける知名度を大きくするとともに、核を担うメンバーとしてまだ育成の時期という判断なのでしょう」

 互いのファンから賛否両論の声も多いSKE48とNMB48のシングル同日リリースについては、こう続ける。

「元来、物語を作って転がしていくというのが48グループの特色ですが、そのなかで、こういう機会が出始めたということは、顔になる全国区のメンバーを介し、それぞれで頂点を競えるほどにグループが育ってきたということです。両グループともに、前シングルでセンターが世代交代したこともあり、各メディアへの露出を増やすという意味では、話題も大きくなり、新しいWセンターの顔を周知するチャンスになります。また、互いのグループを兼任として行き来するメンバーもいますが、恐らく今回は元々の所属グループに戻っていくでしょう。AKB48劇場支配人の湯浅洋氏がSKE48劇場支配人に戻るということも含め、各グループの色を濃くし、物語性を補強するための施策といえるのかもしれません」

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