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『水曜日のダウンタウン』ヤラセ告発、『とくダネ!』が恣意的編集……Twitterで暴かれるテレビ界の横暴

 取材中に売れた福袋は1つのみ。その中身は、『もののけ姫』(徳間書店)や『勤しめ! 仁岡先生』(スクウェア・エニックス)、『NHKにようこそ!』(角川書店)、『カタリベのりすと』(講談社)、『BTOOOM!』(新潮社)と、ジブリ映画のコミック版や、アニメ化された人気漫画の1~3巻、計15冊が入っていたが、番組はテロップとナレーションで「マニアックな作品ばかり」と紹介。この購入者がこれらの漫画を一切読まないまま、翌日、売るために来店する姿も放送された。

 この放送を受け、「BOOK-OFF 西宮建石店」は、「お客様は購入した読み終えた3タイトルを売られたのです」「実際の撮影は2日間で、二日目には取材クルーの方の前で福袋も複数個売れていた(略)」と、編集上でのヤラセを暴露。さらに、「最初のコンタクト時に『完全にバラバラなタイトルで中身を見せずに作ってもらえませんか』という提案がありお断りしたのですが、もしそれをそのまま受けていたら、おそらく『そんなもん売れへんやろ!』というスタジオさんの声が挙がっていたのでしょう。最初から茶化す内容を考えていたのでしょうね」と、あらかじめストーリーができ上がっていたことにため息を漏らした。

 また、昨年6月には、弁護士の落合洋司氏が『アッコにおまかせ!』(同)のスタッフの横暴ぶりをTwitter上で暴露。ここ最近、テレビ番組の裏側がTwitterで暴かれるケースが増えているという。

「これまでは、やりたい放題のテレビ業界にいいようにされ、泣き寝入りする人も多かったが、今や誰でもすぐに告発できる時代。過剰演出で誰かを平気で傷つけてきたテレビ業界が、しっぺ返しを受けているといえます」(同)

 今回、むらい氏の人間性を誤解させるような編集をした『とくダネ!』。テレビ業界は、その傲慢な制作姿勢を見直す必要がありそうだ。

最終更新:2015/02/04 23:00
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