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週刊誌スクープ大賞

【名古屋女性殺害事件】19歳女子大生だけじゃない! 増え続ける「殺すのは誰でもよかった」殺人

 次は、みずほ銀行の30代の総合職女子行員が、幹部行員にレイプされたと告白しているポストの記事。

 都内のみずほ銀行の支店に勤務するAさんは昨年11月の終わり、個人営業をかけていた会社経営者から会食の誘いを受けた。同僚男性と、その上司で40代後半の管理職の男性Bに同席を頼んで高級フレンチの個室で食事をしたが、経営者の飲むピッチに合わせて飲みすぎ、Bに送られて自宅へ帰る途中で記憶を失ってしまった。気がつくと自宅で裸にされていて、Bが覆い被さってきて彼女を犯したというのだ。

 翌日、休暇を取り自宅で呆然としている彼女に、Bからショートメールが何通か入る。同日、一緒に仕事をしている先輩から連絡があった際、「実はこんなことがあった」と話すと、「僕に預からせてくれ」と言われた。

 以来、人事部から当日の詳細を聞かれ、支店長から「Bと接触するな。会社を休め」と言われ、4日間の休みを取る。

 だが、Bへの処分は遅々として進まない。そこでAさんは父親を同行して支店長、人事担当者と面談する。彼らは「銀行として早急に対処する」と断言するが、銀行側が彼女に言ってきたのは「部署を異動しないか」など、彼女を「黙らせる」案を持ってきただけだったという。

 やがて彼女は、会社は自分を辞めさせたいのだと気づき、1月末に警察に被害届を出す。ポストは「証言が事実なら、B氏の行為は準強姦罪に問われる可能性があり、それが職務中の出来事である以上、みずほ銀行の対応も問題視されよう」と指摘する。

 Aさんは「この事件をきっかけに社内の悪しき体質が変わってくれることを心の底から望んでいます」と話しているが、これを読む限り「臭いものにはフタ」をする銀行という組織の体質は変わっていないと思わざるを得ない。

 だが、「事件」から2カ月以上がたっている。警察がこの件をどう処理するのか、気になるところではある。続報を待とう。

 文藝春秋が『永久保存版 高倉健 1956-2014』を出したが、その中に、健さんの養女になった小田貴(50)さんが文章を寄せている。

 文春がその抜粋を掲載。18年間健さんのそばにいて、最期を看取った貴さんの言葉を紹介してみよう。

 悪性リンパ腫が判明し、昨年4月から100日間の入院を余儀なくされたとき。

「高倉は担当医に『先生、何もしないとどうなるんでしょうか?』と、冷静に問いました。教授が答えて下さいました。『死にます』。それまで帰ろう、帰ろうと入院を嫌がった高倉でしたが、『人間いずれは死ぬんだけど、まだ、死ぬわけにはいかないんですよね。仕事があるんです。じゃ、お願いします』とそれまでの抵抗が嘘のようにあっさり治療を承諾したので、皆、拍子抜けしました」

 入院中は、

「夕食の献立として最も喜んだのは、大量のガーリックチップを添えたフィレステーキ。グリーンサラダとフルーツとともに満足の笑顔が戻る時でした」

 病状が急変したのは11月9日のこと。

「苦しい呼吸の中、一生懸命言葉を発し続けてくれました。最後に聞きとれたのは、『慌てるな、慌てるな』でした」

 目を閉じた顔は安らかだったという。

「2014年11月10日午前3時49分。担当医による告知。モルヒネが使われることなく、高倉は自分の力で生き切り旅立って参りました」

 先日、現代に載っていた健さんが好きだったというアップルパイを注文して食べてみた。林檎の甘みを生かした、上品な味だった。

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