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週刊誌スクープ大賞

約3割が印刷→そのまま古紙!? 部数を水増しし続ける朝日新聞のお寒い現実

 2月17日、ロンドンに住む15~16歳の少女3人が消息を絶ち、シリアに向かったとされているという。また昨年12月には27歳のマレーシア人女性がスカイプ(インターネット電話)を通じて知り合ったイスラム国戦士と結婚し、夫の元へ向かう出国準備中に逮捕されたそうだ。

 英シンクタンクが1月に発表した調査結果では、すでに550人もの西ヨーロッパ出身女性がイスラム国に参加するために渡航したとされている。

「彼女たちはインターネットでイスラム国の映像や情報を見て、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで現地や周辺地域にいる戦士たちと連絡を取り合う。
 具体的にどのようにイスラム国に入る算段をつけるのか。それを知るために2月12日、『イスラム国に行きたい女性イスラム教徒』と名乗ってフェイスブックアカウントを作成した」(鈴木氏)

 アカウントにはアラブの偽名、写真はシリア取材の時に撮影したニカーブ(イスラム教徒の女性が目を除く顔全体を隠すスカーフ)姿のものを使用したという。

「フェイスブック上には、イスラム国関連のグループがある。管理者に削除されてはまた新たに作成されるのだが、そのグループのメンバーの中のアクティブユーザー(頻繁に利用されているアカウント)からランダムに選んだ5人に、まず友達申請(メッセージのやりとりなどを可能にするための申請)を送った」(同)

 すると5人はすぐに申請を承諾したという。マフムードという戦士とのやり取り。

マフムード 国境越えはかなり苦労する。だが、金さえ払えば簡単だ。
鈴木氏 いくら払うの?
マフムード 4000~5000ドルだ。俺が君を守るから、安心して。
鈴木氏 ありがとう。でもかなりの高額よ。
マフムード たいした金じゃないよ。俺は君を愛している。自分の命を犠牲にしてでも君を守りたい。だから心配するな。

 メロドラマ風なやりとりだが、こうしてイスラム国へ向かった女性たちが多くいるのであろう。その彼女たちはアメリカなどの空爆の盾として使われるかもしれないのに。

 川崎市立大師中学1年生の上村遼太君(13)が無残に殺され事件は、読むのがつらくなる。

 2月20日早朝、多摩川の河川敷で発見された遼太君の遺体は全裸で、「死因は、首の後ろから横にかけて、鋭利な刃物で複数回、執拗に切りつけられたことによる出血性ショックです」(捜査関係者)

 剥がされた衣服は少し離れた公園の女子トイレで焼かれていた。文春によれば、遼太君は島根県の隠岐諸島・西ノ島にある西ノ島町で暮らしていたが、離婚して母親が引き取り、川崎に移り住んだという。

 バスケットが大好きな明るい少年だったが、中学に入り不良グループに入れられ、抜けたいというと何時間も執拗な暴行を受けることがあったという。

 8人組のグループで、リーダー格のAは川崎市内の定時制高校に通う18歳だそうだ(新聞報道では無職)。

 2月14日の夜、遼太君から「ヤバイ、殺されるかもしれない」というメッセージが携帯に届いた女子生徒は、こう話している。

「一月下旬には、『高校生たちの仲間をやめて、ちゃんとまじめになって、いろんな中学の友達と遊びたい』というメッセージも送られてきていたんです」

 育った西ノ島が好きだったバスケ好きの少年が、都会で出会ったワルたちに脅され、バシリをやらされた挙げ句、命まで奪われてしまった。

 遺体があった場所には多くの花束が置かれ、彼が好きだったバスケットボールもあるという。多くの寄せ書きの中に「今までありがとう」という言葉があるそうだ。

 遼太君は、働くのに忙しい母親には「迷惑をかけられない」と相談しなかったという。ここまでいく間に、彼を救えなかったのだろうか。13歳の悲痛な叫び声が聞こえるような気がする。

 神奈川県警は上村遼太君(13)殺害容疑で10代の少年3人を逮捕した。

 一部の週刊誌は、あれほど残酷な殺し方はイスラム国のやり方を真似たのではないかという見方が警察にあると報じている。次の新潮か文春は18歳の少年の実名報道に踏み切るかもしれない。

 さて、政治混迷の季節がまた始まった。西川公也農水相が、利害関係のある業界、とりわけ砂糖業界からの献金が問題視されてクビを斬られた。

 新潮によれば、安倍首相にとって農水相というポストは「鬼門」だそうだ。たしかに第一次安倍内閣の農水相・松岡利勝氏は事務所費問題で批判され、自殺してしまった。

 後任の赤城徳彦氏も事務所費問題や「バンソーコー記者会見」で顰蹙を買ってクビになった。続く遠藤武彦氏も農業共済組合からの掛け金不正受給で、わずか8日間で辞任している。

 こうした農水相の不祥事での交代が政治不信を招き、第一次安倍内閣は崩壊していったのである。

 新潮によれば、疑惑は払拭できると強気だった西川氏を辞任に追い込んだのは、安倍首相の意を受けた菅義偉官房長官だったという。そこには安倍首相の「同じ轍は2度と踏まない」という強い決意があったようだ。

 だが、福島第一原発の汚染水が港湾外に流れ出ていることを10カ月も隠していた東京電力のように、この内閣の汚染水漏れもそんなことでは収拾がつきそうにない。

 ポストは“疑惑の専門商社”と呼ばれる西川公也農水相への国会追及を、新聞が権力の手先となって潰そうとしたという「疑惑」が明らかになったと報じている。

 さらに、衆院予算委員会ででこの問題を追及した民主党の玉木雄一郎代議士に対して、安倍首相は「日教組! 日教組をどうするんだ!」と大声で品のないヤジを飛ばしたのだ。

 ポストによれば「西川疑惑と日教組問題の類似性はネットで指摘され、いわゆるネトウヨの間で広がっていたが、実際は日教組は国の補助金は受けておらず、そもそも民主党への献金もなかった。後日、首相は国会でしぶしぶ訂正したが、謝罪の言葉はなかった(『遺憾』とはいったが)」。その次に安倍首相が企んだのは「西川隠し」だった。

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