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AKB48は『恋チュン』を超える国民的ヒットを生み出せるか? 新曲『Green Flash』のポテンシャルを検証

 また、YouTubeの公式MV動画の再生数の推移は、この記事を執筆している3月12日現在で以下のようになっている。

「前しか向かねえ」 ダイジェスト映像:約160万回、MV:約160万回
「ラブラドール・レトリバー」 ダイジェスト映像:約470万回、MV:約390万回
「心のプラカード」 ダイジェスト映像:約230万回 MV:約170万回
「希望的リフレイン」 Shot ver.:約230万回 MV:約14万回

 基本的には次作のシングルの発売タイミングでフルMVが公開されているので、3月3日公開の「希望的リフレイン」MVの再生回数が低いのはしょうがないとして、それ以外は基本的にダイジェスト映像もフルMVも大体100万回〜数百万回の再生数となっている。対して「恋するフォーチュンクッキー」MVの再生回数は約7千万回。文字通り桁違いだ。

 というわけで、まさしく国民的ヒットとなった「恋チュン」以降、AKB48はそのスケールに匹敵するような一般層への認知を持った楽曲を送り出すことはできていないことになる。では、これを踏まえて「Green Flash」はどうか。

 筆者の見解では、やはりこの曲がAKB48のファン層を超えて広まっていくのは今の状況を見る限り、難しいと言わざるを得ない。「Green Flash」はミドルテンポの失恋ソングで、高橋みなみと山本彩のラップがフィーチャーされた楽曲になっている。二人はラップパートを無難にこなしていると言えるが、J-POPシーンにヒップホップが定着してから10年以上経つ今、「日本語ラップ」としてのライムやフロウのあり方は、どうしても見劣りするものになっている。MVのShort Ver.のYouTube再生回数は現段階で約66万回。2月14日の公開日から一ヶ月近く経過した上での数字だ。言ってしまえば、この数字は「100万枚売れているが100万回聴かれていない」曲である、ということを皮肉にも証明していることになる。

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