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いたずらから金儲けまで……韓国で増加するSNS“なりすまし”は「リプリー症候群」だった!?

 韓国プロ球団斗山ベアーズのチョン・スビン選手の場合は、「カカオトーク」と連動したSNSサービス「カカオストーリー」に、“チョン野手”という名のアカウントが出現。どこで入手したのか、プライベートな写真が投稿され始めたそうだ。信じ込んだユーザーたちに向けて、「助けがほしい。誰でもいいので、急いで連絡をくれ」と脈絡のないコメントが投稿されると、チョン選手本人にメールや電話が殺到したという。見かねたチョン選手本人がなりすましアカウントに連絡を取ったところ、犯人は高校生。実名ではなくチョン野手というアカウントであったため、法的な対策を取ることもできなかったようだ。

 こういったSNSサービスの“なりすまし”が増えている背景について、専門家の間では、一種の「リプリー症候群」ではないかとの見方が上がっている。これは映画『リプリー』をもじった言葉だが、要するに、日常の欲求不満や不安の解消策として、SNS上で憧れの人になりすましたり、世間に認められているスターとのつながりがあることをアピールしたりしているというのだ。いたずらから金儲けまで幅広く被害が広がっている現状は、韓国社会の“闇=病み”を反映しているのかもしれない。
(文=梅田ナリフミ)

最終更新:2016/01/28 13:09
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